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| この業務提携を構築する主要なテーマは共同運航(コードシェアリング)、コンピュータ予約システム(CRS)、常連顧客優待制度(フリクエント・フライヤー・プログラム=FFP)であり、グループ間でこれらの技術開発競争がおこなわれています。ここではアライアンスに関する、最新の情報をまとめてみました。 2013,07,25情報更新しました。 | |
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アジアと欧州、アフリカを結び、「空のホテル」と呼ばれる最新鋭の大型機(A380)を多数就航させる、中東の航空会社3社が急成長を続けています。同域の大手トルコ航空と共に今後の動向は業界の注目の的。 |
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アメリカン・USエア 世界最大に
航空連合またぐ合併 (朝日新聞2013,02,15より)
1)米航空3位で経営再建中のアメリカン航空と同5位のUSエアウェイズは2月14日合併することで合意した。
2)名称はアメリカン・USエアウェイズ
3)アメリカンは「ワンワード」、USエアは「スターアライアンス」加盟していたが、新会社は「ワンワード」陣営に留まるみとおし。
4)「ワンワード」陣営にいるJALには追い風となり、「スターアライアンス」にいるANAにとっては逆風となるか。
5)USAの航空大手はこの新会社とユナイテッド、デルタの3社に集約される。 |
米司法省、合併に反対(8月16日朝日) 合併は両社間の競争をなくし、消費者を価格上昇やサービス低下のリスクにさらすとの見解を表明。「両社とも単独ベースで事業展開が可能としており、競争的な力学が働き続けることによる利益を享受する資格が消費者にある」と述べた。今後の成り行きが注目される。
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| スターアライアンス(Star Alliance)は、1997年5月14日に設立された世界最初の、また、現在では世界最大の航空連合です。設立はエア・カナダ、ユナイテッド航空、ルフトハンザ航空、スカンジナビア航空、及びタイ国際航空の5社の業務提携の形でスタートしました。1999年には全日本空輸も加盟し、現在(2013.01)では27社で構成されています。全世界(アジア・オセアエア・ヨーロッパ・アフリカ・北米・南米)をカバーしていることがスターアライアンスの最大の特色。 | |
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グループのリーダー格エールフランス |
スカイチーム(SkyTeam Alliance)は、2000年6月22日にエールフランス、デルタ航空、大韓航空、アエロヒメコ航空の4社の合意で設立されました。
その後、2001年には、チェコ航空が加盟。一方、別連合、ウイングアライアンスを構成していた、アリタリア航空、KLMオランダ航空、ノースウエスト航空、コンチネンタル航空が、2004年には合流合併し、2006年にはアエロフロートが、2007年には中国南方航空も加盟し、現在の世界第2位の航空連合となりました。 2013,01現在、USAの大手、ノースウエスト航空、コンチネンタル航空が抜けて、19社で構成されています。
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グループのリーダー格 世界最大の航空会社 アメリカン航空(USエアと合体) |
ワンワールド(oneworld Alliance)は、2007年時点で世界第3位の航空連合。1998年頃、世界の航空業界は航空ネットワークの拡大を目指し、業務提携相手を捜し始めました。 各国を代表するアメリカン航空、ブリテッシュ・エアウェイズ、カナディアン航空、キャセイパセフィック航空、カンタス航空は連合を模索し始め、1999年2月にワンワールドとのグループ名で航空連合を発足させました。カナディアン航空は経営不振からエア・カナダに買収さて、脱退しましたが、エアリンガス航空、ラン航空、フィンランド航空、リベリア航空、カンタス航空が加盟しました。そして、2007年4月1日に日本航空(JAL)が加盟し、北東アジアのネットワ-クは大幅に強化されました。ワンワールドの特色は、カナダのバンクーバに本部を置き、各航空会社の責任者が常駐していることです。又、この責任者は各社の最高責任者で構成される、アライアンス委員会に報告致します。このような中央管理機構を確立している唯一の航空連合です。アメリカンとUSエアウエイズの合併に伴い連合の変革があるかもしれない | |
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| 各航空会社の生き残り戦略の基本は” 航空ネットワークの拡大”であることは前述致しました。さらに、競争を勝ち抜くためには、他国の末端都市まで客を運ぶ航空券を発売する必要にせまられました。他国の都市間を勝手に飛ぶこともできない。ここに他国の航空会社と互いに提携をして、一枚のチケットで、客を運ぶアイデアがうまれました。
最初は2社間の業務提携から、数社のグループ提携へと発展し、あらゆる条件で協力し合う アライアンスが形成され、ここに 共同運航(コードシェアリング)という方法が生まれました。
簡単な例で説明してみましょう。世界最大の航空連合” スターアライアンス”のメンバーであるANAが、客を東京(成田)から、USAのヒューストンに運ぶ場合を想定してみましょう。ANAはUSA便においては、ニューヨーク、ワシントン、シカゴ、サンフランシスコに航路を取得していますが、それ以遠は飛ぶことができません。そこでグループメンバーのユナイテッド航空に依頼して客をヒューストンに運んでもらうことになります。 この場合、客は、シカゴかサンフランシスコでユナイテッド機に乗り替えてもらう必要はありますが、航空券を買う必要はなく、東京で購入した東京ーヒューストン間の一枚の航空券で目的地まで行けるようになりました。
実際はこんな単純なものではありません。日米間を飛ぶユナイテッド航空は、成田から、本国のUSA各地に飛ぶ航路をもています。成田を出発するユナイテッド航空機は機内に、ANA用の座席を用意しています。日本人客は、慣れたANAの窓口でヒューストン行きのチケットを購入した場合、実際、搭乗するのはユナイテッド航空機で、ANA用の座席に座ることもあります。これがコードシェアリングの現実で、慣れていないと戸惑う時があります。また、この場合、最初からユナイテッド航空の窓口で、チケットを買い求めることも出来、この方が安上がりとなりますが、ANAのマイレッジを貯める(使う)ことはできません。
さらに、この事例において、ユナイテッド航空からみると、機内にANA用の座席を設けて飛ぶことになります。このように自社が運用し、他社の販売分の席がある便を「 共同運航便」といわれています。一方ANA側からみると、自社が販売した席を他社が運用してくれることになり、この便のことを「 共同輸送便」と呼んで、区別されています。
長い間グループ入りをためらっていた 日本航空(JAL)は2007年4月にワンワールドに加盟しましたが、加盟前から、スターアライアンスメンバーのタイ国際航空やニュージランド航空や スカイチームのアリタリア航空、エールフランス、大韓航空とコードシェアリングを行っており、今でも続いています。紛らわしい状況も起きていますが、これがアライアンス時代の実情です。 | |
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| 買い物にポイント制度があるように、飛行機利用を繰り返し行う乗客には、FFP(Frequent Flyer Program)サービス、通称、マイレージサービスがあります。このマイレージサービスでは、乗客が利用した飛行距離(マイル)を加算保存し、一定の数字に達すると、その数字に応じた無料航空券との交換や、その他の恩典がえられるという優待を受けられます。 これは常連客(リピーター)を逃がさないためサービスといわれ、1981年ごろからアメリカン航空が始めると、パンナムも取り入れ、その時から、一気に全世界に広がったといわれています。また、このマイレッジサービスこそが、提携を生み、アライアンスに繋がっていった、きっかけとも言われています。 このマイレージサービスは各航空会社によって、その内容はまちまちです。競争原理により、年々変化する場合もあり、各航空会社毎によくチェックしておくことが重要です。そのポイントは①有効期限の長さ②提携社の多さ③各種利用の多様性です。有効期限は搭乗後3年が多く、3年以上過ぎると順次失効していく場合が多いです。
提携会社はすくないですが、その他、特典会員への加入、ショッピングに利用できたり、ホテルやレンタカーの利用に使用できる場合もあります。 現在よく知られているマイレージサービスの例で、ユナイテッド航空では、全ての航空券をマイル数のカウントに加えてくれて、3年間に一度利用すると無期限に有効となります。ノースウエスト航空、コンチネンタル航空、大韓航空、アリタリアン航空は(一部条件付で)無期限に有効です。このように、マイレッジサービスは各社によって内容はまちまちで、また、状況によりよく変更されます。よく確認してご利用下さい。 | |
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| 現在、世界には大小合わせて2,200社近い航空会社があり、毎日、旅客機は約37,000機が飛行していると言われています。日本の空港に飛来する航空会社は海外から約44社で、国内の航空会社29社も活躍していますので、のべ約70社が日本の空を利用しています。工房では、世界の航空会社のホームページを調べ、約1,400社余りのロゴマークやコード等について調べてみました。世界を18ブロックに分けてまとめています。海外旅行の参考にして下さい。 | |