シンガポール共和国（（Republic of Singapore）

ジュロン、アウトラム、シティ、カラン、マリーナ、ベクト、チャンギ

■大統領を元首とする立憲共和制（1965年8月9日成立）（英連邦加盟）

■大統領。任期6年。

■一院制。選出議員数89（任期5年）（与党：人民行動党83議席、野党：6議席）

■シンガポールは都市国家で地方自治体は存在しないが、5つの社会開発協議会（Community Development Councils）があります。（Wiki参照）

■シンガポールは東南アジアのほぼ中心で、マレー半島の先端にあり、北緯1度17分、東経103度51分はほぼ赤道直下の国といえます。
■63の島からなる都市国家ですが、もっとも大きな島はシンガポール島（東西42km、南北23km）です。他の約70％の島々は小島です。国土の最高地点はシンガポール島にあるブキッ・ティマ(163m)。シンガポール島は、ほぼ平坦な沖積平野が広がる島です。国土面積は世界175位、人口密度は世界第2位である（第1位はモナコ公国）。
■隣国のマレーシアとはジョホール海峡で隔てられていますが、鉄道で結ばれ、水の供給を受けると共に、経済交流も盛んです。島の東端に位置するシンガポール・チャンギ国際空港は東南アジアの重要なハブ空港。島の南に隣接するセントーサ島は、リゾート地としての開発が進められています。金融立国、観光立国を目差しています。

■【ビザ】シンガポールに、3か月以内の観光（短期商用含む）目的で訪問し、帰路もしくは第三国への渡航切符（オープンチケット可）を所持していれば事前のビザ取得は不要（空港でパスポートへのスタンプビザを発行してくれます。）。３か月以上の滞在を希望する場合はビザの取得が必要です。駐日大使館で申請して下さい。スタンプビザ上の滞在日数に関しては、下記の「入国審査」の項を参照下さい。
■【パスポート】パスポートの残存有効期間は「滞在予定日数＋6ヵ月」以上必要です。ビザはパスポートにスタンプで表示されますので、2ページ程の余白ページが必要です。
■【入(出)国カード】機内で配布される入国カードに必要項目を明記し、入国審査にパスポートと共に提出します。出国カードは通常、複写式となっており、確認スタンプの上返却されますので、パスポートと一緒に出国するまで保管してください。紛失すると出国カウンターで余計な時間と手間がかかってしまいます。
■【指紋認証システム】：入国審査時には、必ず親指の指紋をスキャンされます。（”指紋認証システム”と呼ばれていますう。）この指紋認証システムを受けておくと出国審査が簡略化されます。
■【入国審査】：入国審査時には、入国カードと共にパスポート、帰りの航空券等を提示します。この際に親指の指紋をスキャンされます。係官は、パスポートの余白にビザ用スタンプを押し、入国カードに記載されている滞在予定期間から判断し、14日先又は30日先の日程を記入し、返却してくれます。これで初めて、簡易ビザ（スタンプビザ）が発行されて、入国が許可されたことになります。
■このスタンプビザの日程を越えて滞在を希望する場合は、現地の移民局を訪問し、延長申請を行って下さい。3ヶ月以内はビザなし（簡易ビザ＝スタンプビザの日程変更）で対処できます。30日（簡易ビザ＝スタンプビザの上限）以上滞在を予定される場合は、渡航前に、駐日シンガポール大使館に相談して最新情報を確認してください。
■【出国審査】：出国審査Immigration。パスポートと入出国カードの半券を提出し、指紋認証のため入国時同様指紋をスキャン。審査後パスポートに出国スタンプを押して返してくれる。この審査を終えたら、出発ゲートへ。ゲート入口で手荷物検査が行われる。エリア内で購入した飲み物など没収されるので要注意。
■【出国時の指紋認証システム】：入国時に指紋スキャンを済ませておくと出国時に自動出国ゲートを1度だけ使用することが可能となります。自動出国ゲートを使用して出国すると出国スタンプは押されず、出国カードも回収されない。旅慣れた人に便利です。
■【留意事項】：ビザ・パスポートなどの情報は予告なく変更されることがございます。必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。

■【駐日シンガポール大使館】： 〒106-0032　東京都港区六本木5-12-3,TEL:03-3586-9111,FAX:03-3582-1085、（開館時間 月~金　９時-１２時半、１３時半-１７時半、閉館日: 土・日・日本の祝日とシンガポール独立記念日（８月９日））
E-mail はこちら をご利用下さい。
■同大使館のWEBサイト も参照下さい。

【シンガポール政府観光局】： 　〒100-6334 東京都千代田区丸の内2-4-1、丸の内ビルディング34階、 電話: 03-6268-0861、FAX: 03-6268-0862　、同局のWEBサイトを参照下さい。

■通貨単位はシンガポール・ドル（記号はS$）、補助通貨単位はシンガポール・セント（記号はS￠）。S$1≒Y75.6円（2020年4月現在）。紙幣はS$2、5、10、20、50、100、500、1000、1万の9種類。硬貨はS￠1、5、10、20、50、$1の6種類。

■【シンガポール・ドルへの両替】： シンガポール入国後、日本円から、空港、銀行、ホテル、街中にある公認の両替商にて両替できます。移動費等当座の費用をこまめに両替しましょう。
■【クレジットカード】マスターカードやVISAカードを使用して、ホテル、レストラン、お土産店で支払いに利用できます。クレジットカードは、現地通貨のレートを忠実に守ってくれるお得な決済方法です。
■近年、クレジットカードに関連した犯罪が増えています。クレジットカードの番号・カードの有効期限・現地の連絡先電話番号（日本語対応）などをメモして置くと共に、使用後のレシートはしっかりと保管して下さい。
■ 【T/C】：日本円、米ドル建て等のT/Cは使用できないこともないですが、処理時間と手数料も高く使いづらいものです。
■ 【ATM】：広く普及しており、銀行やＭＲＴの駅などにあって、24時間利用可能。利用方法も簡単で、引き出し手数料もかかりません。シティ・バンク等のキャシュ・カードの持参がお勧めです。
■ 【その他制限】：
*持込制限:特に、金額制限はありませんが、3万SGD相当額以上は申告要。
その他＝タバコの本数申告要。<注>麻薬持込は極刑
*持出制限:3万SGD相当額以上は申告要。タバコ申告要。<注>麻薬持出は極刑適用

■基本的にチップの習慣はありませんが、良いサービスに対しては、満足、謝意の証として、チップを出すとスマートです。以下を参考に。
■【レストラン】：おつりの小銭をテーブルに残す。
■【ホテル・空港】：ボーイやポーターに運搬のサービスを受けた場合、スーツケース1個につきS$2くらい。ベルボーイやルームサービスに対しては、S$１～2くらい。
■【タクシー】：不要。
■【ガイドツアー】：現地発着のツアーでは、最後にお礼として、各自料金の10%程度。

■シンガポールの電圧は230V、周波数は50Hz。プラグは四角形の穴が3つのタイプ（BF型）が一般的。一部には丸穴が3つのタイプ（B3型）も。日本の電気製品をそのまま使う場合には変圧器必須（変圧器内蔵型が便利）。ほとんどのホテルで貸し出しサービスがあります。

■日本とシンガポールの時差：−1時間（日本が12：00のとき、シンガポールは11：00）。サマータイムはありません。

■ほぼ赤道直下のシンガポールには四季はありませんが、年間を通じて高温多湿の熱帯性モンスーン気候帯にあります。強いて分けるなら多雨季と少雨季に分けられます。
■ 【多雨季】：11〜3月。日本では冬場にあたり、特に11月下旬から12月いっぱいにかけ、他の月に比べて雨量が多くなり、スコールのような雨がよく降ります。この期間での、訪問では、最低気温も低めで、朝晩には肌寒さも感じるほどとなりますので、雨具兼防寒のジャケット等の携帯をお勧めします。
■ 【少雨季】：4〜10月。スコール雨は毎日のようにやってきますが、時間は短くなります。多雨季に比べ湿度が落ちますので、過ごし安くなります。

■日本からシンガポールへの渡航者数は近年、年間、約60万人(2019年度)

■日本ーチャンギ国際空港までは多くのの直行便や経由便があります。
*成田国際空港からシンガポール航空、全日空、デルタ航空、日本航空、スクート航空（台北またはバンコク経由）
＊羽田国際空港からシンガポール航空、全日空、日本航空の3社
*関西国際空港からシンガポール航空、スクート航空（台湾高雄またはバンコク経由便）、ジェットスター（台北またはマニラ経由便）
*中部国際空港から一日1便のシンガポール直行便が毎日就航
*福岡空港から一日1便のシンガポール直行便が毎日就航
*新千歳空港から一日1便ですがシンガポール便が就航しています。スクート便は台北経由便です。

チャンギ国際空港までの直行便による、おおよその所要時間は以下の通りです。
*成田国際空港から：7時間30分
*羽田国際空港から：7時間30分
*関西国際空港から：7時間
*中部国際空港から：7時間15分
*福岡空港から：6時間35分
* 新千歳空港:8時間43分

■シンガポールのチャンギ国際空港（シンガポール島の東部に位置します。）

■空港から市街中心部への交通手段はタクシー、MRT（地下鉄）、路線バスがあります。
■ 【タクシー】：一般的な交通手段でお勧めです。早ければ市街まで約20分（S$15前後）ですが、実料金は時間帯割り増しや高速道、市街地通行費等がはいり、S$20～S$25程度、Peak Hours/Late Night：S$30〜35 になります。多人数の場合は大型のリムジンタクシーを利用するのも有効です。
■ 【MRT（地下鉄）】：空港から市の中心部へ直行するMRTもありますが、本数は非常に少ない。慣れてくると、乗り継いで、目的地にいくことができます。スタンダードチケット：S$2.40〜,ez-linkカード：S$1.70〜,市内へ約６０分
■ 【路線バス】：空港の地下にバス乗り場があり、目的地に合ったバスを選んで利用します。料金はS$2.5前後,(ez-linkカード：S$1.80〜)で最も安価。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。