ベトナム社会主義共和国(Socialist Republic of Viet Nam)

ホーチミン市、 ダナン、ハイフォン、ヴィン、フエ、カントー、ホイアン、ニャチャン等

社会主義共和国制（共産党一党支配）

国家主席

１院制（議席数:定数500名。任期5年）

■ベトナムの地方行政は、53省と、5の中央直轄市（ハノイ、ホーチミン、ダナン、ハイフォン、カントー）に分割しておこなわれています。（2020,05）

■1975年にはベトナム戦争が終結し、南北が統一しベトナム社会主義共和国が誕生した。日本の約90％の国土面積を持つベトナムは、インドシナ半島の東側に位置し、南北に細長いS字型の国土を形成しています。
■北部では中国と長さ1,150kmの国境を接し、西部ではラオス、カンボジアと約5,000kmの国境を持ち、沿岸の総延長距離は3,260kmであります。
■インドシナ半島の太平洋沿岸に沿って、南北に伸びるチュオンソン山脈（アンナン山脈）の東側に国土の大半があるため、東西の幅は最も狭い部分でわずか50kmしかありません。
■この細長いS字状になった国土の両端には大規模なデルタが広がり、人口の7割が住んでいます。北のデルタは、紅河（ソンコイ川）によるもので、首都ハノイや港湾都市ハイフォンが栄えました。南のデルタはメコン川によるもので、最大の都市ホーチミン市（旧サイゴン市）があります。
■最高峰は北部国境に近いファンシーパン山 (3,143m)。アンナン山脈中の最高峰は中部のフエやダナンに近いアトゥアト山 (2,500m) であります。ベトナム最大の島は、最西端の領土となるシャム湾に浮かぶフークォック島です。

■【ビザ】:出国用の航空券を所持していることを条件に、日本人旅行者の１５日以内の短期滞在について、ビザ免除になりました。（2020,05有効）
■16日以上滞在する場合はビザが必要で、60日間有効の観光ビザを取得することができます。入国審査の傍にあるアライバルビザ受付窓口で入手することができます。俗にいうアライバルビザですが、いろいろトラブルの報告もあるので、できるだけ日本で取得することがおすすめです。
■【パスポート】:ビザ取得時（ビザなしの場合は入国時）に6カ月間以上の残存有効期間が必要です。
■【入出国カード& 税関申告書】：2020年3月現在、出入国カードは不要となっていますので、機内で書く必要はありません。下記のものは税関申告書に記入し、提出する必要があります。
*５０００ドルを超える現金/*２２度未満２リットル以上のアルコール/*２２度以上１．５リットル以上のアルコール/*タバコ２００本以上/*５００万ドン相当以上の物。
■【注記1】: 海外旅行損害保険には必ずご加入ください。
■【注記2】:ビザ、パスポートなどの情報は予告なく変更される場合がございます。事前に大使館・領事館、または予約担当者にご確認ください。

■[駐日ベトナム社会主義共和国大使館・領事館]： 〒151-0062　東京都渋谷区元代々木町50-11、TEL：03-3466-3311、03-3466-3313、03-3466-3314　Fax: 03-3466-3312
Ｅメール：こちらから連絡下さい。
同大使館のWEBサイトも参照して下さい。

■[ベトナム政府観光局]： [注]現在（2020,05）日本には正式な[ベトナム政府観光局]はありません。ベトナム訪問に関する旅情報は上記の在東京大使館にてご確認下さい。

■通貨単位はドン（Dong＝VND）。補助通貨には、ハオ（Hao）とシュウ（Xuxu）がありますが、実際には使用されていません。因みに、1ドン＝10ハオ＝100シュウです。
■1USドル＝約23,000　10,000ドン=約40～50円（2020,05ベース）
■紙幣は100、200、500、1000、 2000、5000、1万、2万、5万、10万、20万、50万ドンの12種類（100、200ドンはほとんど流通していません）。硬貨が 200、500、1000、2000、5000ドンの5種類（ほとんど流通していません）。
■参考価格：＊牛乳：約14,000VND〜、＊コーラ：約7,000VND〜、＊ハンバーガー：約30,000VND〜 、＊ビール：10,000VND〜

【ドンへの両替】： ■空港、街中の銀行、ホテルのフロント、旅行会社、両替所、ゴールドショップなどで両替できます。日本円からも両替できますが、ＵＳ＄ならどこででも両替できます。レートや手数料は場所により異なります。レートはホテル、銀行、両替所の順に良くなります。営業時間に留意下さい。現地の銀行：月〜金曜の9時〜11時30分、13時〜16時。ホテル：24時間、日曜や夜間に両替したいとき便利。
■【クレジットカード】：国際的に広く流通しているビザ・ダイナース・マスター・アメックスは、ほとんどの大手ホテル、高級レストランで利用でき、多くの銀行でキャッシングにも利用できます。近年は日本人観光客も増えて、JCBカードも広く使えるようになりました。ドン支払いはカード会社により円に換算されて、清算されます。
■【ATM】：大都市では、シティバンクやANZ（Australia and New Zealand Bank）に対応した国際キャッシュカードを利用するATMが普及しています。地方では普及していません。
■【T/C】：最近は使える店が極端に少なくなってきました。利用価値はほぼゼロが実態です。
■【注記１】:入国時の外貨持ち込み額に制限はありませんが、現金５，０００米ドルあるいは同額相当外貨、または１５，０００，０００ドン（現地通貨）のいずれかを超えて所持する場合は、空港で税関申告する必要があります（申告用紙は税関係官に請求してください。）。
■【注記２】:外貨不足のベトナムから、測帰国時にドンから米ドルへの再両替はなかなかめんどうです。小刻みにドンを両替して、滞在中に使い切るようにしましょう。

■基本的には不要ですが、荷役サ-ビスをお願いしたときはお礼チップを出します。
■ホテルのボーイやタクシーのドライバーにカバンなどの荷物などを運んでもらった際は２万ドン（約80円）程度。タクシーを長時間チャータした場合：5万ドン（200円ほど）を渡してあげるのがスマートです。
■ベッドメイキングで渡すチップは、1ベッドにつき2万ドン（100円ほど）が目安です。
■東南アジアではマッサージ業が多いですが、ここを利用した場合は、数万ドン程度のチップを払うのが定着しています。

■ 220V(稀に110V)、50Hz。プラグ：Aタイプ、Cタイプ、稀にSEタイプとBFタイプがあります。電気製品：変圧器内臓型必須

■日本の2時間遅れ。サマータイムはありません。

■ 南北に細長いベトナムでは北部、南部で気候特色が異なります。
■ベトナム北部は温帯性気候（温暖冬季少雨気候）であり雨季と乾季があります。
■雨季は4月～9月(4月～5月を春、6月～9月を夏と区分することもできます。)で、中国沿岸部からトンキン湾を通りやや湿った空気を含んだ北東季節風が吹き、雨の多い季節です。
■乾季は10月～3月(10月～11月を秋、12月～3月を冬と区分することもできます。)で、雨は少なくなり、気温の低下は予想外の感じとなります。特に1〜2月、ハノイでは、14℃～15℃と、気温が下がり、長袖シャツ、セーターなどの防寒着は必須となります。
■ベトナム南部が熱帯性気候（サバナ気候）に分類され、一年中常夏といえます。降水量は北部に比べ、少ないですがで5～10月が雨季で、11月～4月が乾季にあたります。年間で一番暑いの4月頃で、35度を超える日が続きます。乾季にあたる11～3月が旅行のベストシーズン。年間を通して気温変化が少ないのが南部の特徴です。

■日本からベトナムへの渡航者数は近年約800,000人/年間（2017base）

■日本ーベトナムまでは多くのの直行便や経由便があります。
*成田国際空港からベトナム航空、ANA、キャセイパシフィック航空
*羽田国際空港からベトナム航空、JAL、キャセイパシフィック航空
*関西国際空港からベトナム航空
*中部国際空港からベトナム航空、大韓航空
*福岡空港からベトナム航空

日本からハノイまでの直行便による、おおよその所要時間は以下の通りです。()はホーチミン市までの時間です。
*成田国際空港から：約5時間30分(約6時間)
*羽田国際空港から：約5時間30分(約6時間)
*関西国際空港から：約4時間35分(約5時間30分)
*中部国際空港から：約5時間30分(約5時間55分)
*福岡空港から：約4時間30分(約5時間20分)

【ベトナムへの玄関口】:
■ハノイ：ノイバイ国際空港.（ベトナム語：Sân bay quốc tế Nội Bài, 英語：Noibai International Airport）。ハノイから北へ約45Km。国際便の離発着する第2ターミナルは、2015年にオープンしたばかり。無料でWi-Fiも使用できます。
■ホーチミン市：タンソンニャット国際空港.（旧名：サイゴン国際空港、Tansonnhat International Airport, SGN）。ホーチミンより北郊外へ8Km。ショップは超充実。無料でWi-Fiも使用できます。

■ハノイ（ノイバイ国際空港.）：通常、観光客はエアポートタクシーを利用します。
1階の到着ロビーを外に出て、道を渡ったところにタクシーの待機所があります。ノイバイ国際空港で営業が公認されているのは、エアポートタクシー / Airport Taxiをはじめ、ノイバイタクシー / Noi Bai Taxi、タクシー・サンバイ / Taxi San Bay、タクシー・ダイナム / Taxi Dai Nam です。
■これらのタクシーは定額制で、ハノイ市内やホアンキエム湖周辺のホテルまでの料金は、セダンタイプで料金所の通過料金込みで、片道およそ30万～45万ドン（1800～2700円程度）が目安です。もし渋滞に巻き込まれると、時間、料金ともにかかります。タクシーでの支払いはVNDの現金払いです。最小限を空港で両替しておくといいでしょう。これらの料金は、待機所にある青い看板に最新の公共料金が表示されているので確認して下さい。
■ハノイ市内やホアンキエム湖周辺のホテルまでの所要時間は、約40分ほどが目安ですが、渋滞時には1時間以上かかることもあります。
■その他の交通サービスは、ミニバス、路線バスがあります。ハノイ市内まで、ミニバスは約50分で、40万VND（2000円）～50万VND（2500円）、路線バスは、8,000～9000ドンで約１時間。
さらに、バイクの後ろに荷台と座席をつけた3輪車風の乗り物や人力車等、現地乗り物がありますが、旅行者には不向きです。
■ホーチミン市(タンソンニャット国際空港.):タクシー、路線バスを利用します。ホーチミン市内まで、タクシーは約160,000ドン(約800円)で約30分、Grabタクシー：約76.000VND（約360円）約30分、タクシー料金は交渉制なので充分に注意）。路線バスは12.000VND（日本円約60円）～20.000VND（日本円約100円）で約40分。
■その他、バイクタクシーや人力車風の現地乗り物がありますが、旅行者には不向きです。
■ベトナムにはレンタカーはありません。車を借りると運転手付きとなります。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。