カザフスタン共和国 (Republic of Kazakhstan)

アスタナ、アルマティ、シュムケント、タラス、トルケスタン、オトラル

共和制国家。

大統領。（現在、ヌルスルタン・ナザルバエフ大統領、2005年12月三選。任期は7年。）

二院制（上院：セナート（定員47名、任期6年（3年毎に半数改選））、下院：マジリス（定員107名、任期5年））

■ カザフスタンは全土を14の州と3つの市に分け、地方行政しています。そして、特殊な地区として、バイコヌール市の宇宙基地があります。
■ この基地はソ連時代の1955年に建設され、今なお重要な宇宙開発施設であることで、ソ連が有償で租借し、ソ連の領土のような行政がおこなわれています。この租借契約は1994年に合意され、2050年まで続く見込みです。（Wiki参照）

■ カザフスタンはユーラシア大陸の中央部にあり、アジアとヨーロッパの接点となる広大な国家（国土面積は世界9位、内陸国としては最大）で、地政学的に重要な国です。地形は大きく3つに分類されます。
■西部のカスピ海沿岸低地で、ウラル山脈より西側で、草地と砂地から成り、ヨーロッパに属します。
■中部のカザフステップ平原、国土の約30%を占めます。南部は東西にわたり砂漠が発達し、アラル海の縮小に表されるように水利用が重要な課題となっています。アラル海東方にはロシアが租借するバイコヌール宇宙基地があります。
■モンゴル国境のアルタイ山脈を含むカザフ高原です。
標高は、西部のカウンディが最低地点で－132ｍ、最高地点はハンテングリ山頂で6995ｍです。

■【ビザ】：■ カザフスタンへの入国にはビザが必要です。必要なビザを在日大使館に申請し、取得して下さい。特に、日本人が、観光、個人訪問（滞在期間30日以内）及び、公務、業務（滞在期間90日以内）のシングルエントリーのビザを申請する場合は、従来のカザフスタンからの招待状が不要になり、レコメンデーションレター（雛形）を提出いただくことで、査証を取得できるようになりました。（ 申請には費用は約6,000円,写真サイズ4.5cm＊3.5cm、返信封筒等が必要です。詳細は事前に大使館に確認下さい。)
■【パスポート】：残存有効期間は滞在日数+6カ月以上。スタンプ式のビザ発行のため、左右見開きの余白ページが必要です。
■【入出国カード】：入国時に入国カード、出国時に出国カードの記入が義務づけられております。特に、入国カードは滞在登録の代わりとなり非常に重要です。
■【入国時に税関申告が必要なもの】：出国時の所持金がUS$3000相当以下の場合、入国時の所持金の税関申告は不要です。貴金属やハイテク製品（カメラ、コンピュータなど）の所持品は入国時に税関申告が必要です。
■【注記１】:渡航時には外務省発表の海外危険情報カザフスタン危険情報を参照下さい。
■【注記２】:ビザ、パスポートなどの情報は予告なく変更される場合がございます。事前に大使館・領事館、または予約担当者にご確認ください。
■【注記３】:海外旅行損害保険には必ずご加入ください。

[駐日カザフスタン共和国大使館]：住所：〒152-0003、東京都目黒区碑文谷5丁目9-8、TEL：03-3791-5273、03-3791-5274、FAX: 03（3791）5279、E‐mail: jpdiplomemb@gmail.com
駐日カザフスタン大使館のウェブサイト（英文）も参照して下さい。

[東カザフスタン政府観光局]:東カザフスタンの旅行に関する情報はこちらのウェブサイトを参照して下さい。

■カザフスタンの通貨単位はテンゲ（Tenge）、補助通貨はティイン(Tiyin)、1テンゲ=100ティイン。
2009年4月現在、US$1≒150テンゲ。1円≒1.5テンゲ。1テンゲ≒0.67円。
紙幣は1万、5000、2000、1000、500、200、100、50、20、10テンゲ、硬貨は100、50、20、10、5、1テンゲがあります。（実際問題、ホテル、タクシー、航空等の費用は500テンゲ以上の単位で支払われます。硬貨、低額紙幣、補助通貨ティインはマーケットやバザールでしか見かけません。）

■【エンゲへの両替について】:通常は、USドルから、空港、銀行、ホテルや市内の両替店で両替します。空港に到着しますと、まず市内までのタクシー代相当額を両替します。地方に行くと両替が難しくなりますので、主要都市で両替えしましょう。日本円からの両替は大都市の公的銀行か高級ホテルでしかできず、一般的ではありません。
■【クレジットカード】:海外からの観光客が利用する空港、ホテルや外国製品を売る店で、国際的なAMEX,VISA、Master Cardを使用できます。日常の買い物ではクレジットカードの利用は困難。地方ではまったく使用できません。銀行でVISAカードでキャッシングができるようになりました。
■【T/C】:一般的ではありません。
■【ATM】:一般的ではありません。

■カザフスタンでは元来、チップの習慣はありませんでしたが、近年、海外からの観光客が増えるにつれて、とくにホテル内やレストランで、良いサービスをするとチップがもらえるという期待感が広がってきました。この期待にこたえるために下記を目安にして下さい。
■【ホテル】:ボーイやポータに荷物運びのサービスを受けた場合は、100～200テゲン程度。
■【レストラン】:会計にサービス料が付加されている場合は不要。ない場合は10％ 。街中の軽食堂やカフェなどではチップは不要。
■【タクシー】:費用は乗車前の交渉制、サービス料含めてセットされるのでチップは不要。

■220V、50Hz。プラグはふたつの丸いピンが付いたヨーロッパCタイプ。日本の電化製品を使う場合はアダプターと変圧器又は変圧器内臓型が必要。
■また、携帯する機器が海外利用を保証されているかどうかを確認しておくことが肝要です。

■広大な国のため、日本とは、３つの時差帯(代表都市)があります。夏時間はありません。
■(1) 西部(アクタウ)：日本との時差は－５時間。
■(2) 中部(・・・)：日本との時差は－４時間。
■(3) 東部(アスタナ)：日本との時差は－３時間。

■広大な国、カザフスタンは全体として、大陸性気候に分類されます。北部と南部では平均気温に５℃前後の差がありますが、一年を通して降水があり、寒い冬から暑い夏まで明瞭な四季があります。
■【春】:4月～5月、季節の変わり目で短い春がやってきます。気温が急激に上がり始めます。
■【夏】:6月～8月、3ヶ月間の夏とないます。気温25～30℃まで上がります。一般的に、旅行のベストシーズンです。
■【秋】:9月～10月、季節の変わり目で気温は急に下がり、秋がきます。
■【冬】:11月～4月、長い冬に入ります。雪も降り、気温は日中でも、０℃以下になり、冷え込みがきつくなります。防寒コート類や滑りとめ靴が必要です。

カザフスタンの各都市別天気予報はコチラを参考下さい。

■日本からカザフスタンへの渡航者数は、近年約3,000人/年間。

■カザフスタン の玄関口となる国際空港は首都アスタナ近郊のアスタナ国際空港と最大都市アルマイト近郊にあるアルマトイ国際空港です。日本からは大韓航空、ASTANA航空等を利用して、ソウル経由アルマトイ国際空港に入る便が多くあります。

■ソウル経由でアルマトイ国際空港まで、約10時間30分～13時間

【カザフスタンの玄関口】：
■アスタナ国際空港（Astana International Airport）カザフスタン共和国の首都、アスタナの南約20Kmにあります。この空港は1931年に開設され、2005年には黒川紀章氏の設計により大規模な改築がおこなわれました。
■アルマトイ国際空港（Almati International Airport）。カザフスタン最大の都市アルマトイの北東、約18kmにあります。カザフスタンのフラッグキャリアであるエア・アスタナのハブ空港。

■ 上述の国際空港から市内までは、タクシー、空港バスを利用します。所要時間約30～40分。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。