エジプト・アラブ共和国
（Arab Republic of Egyptian）

カイロ（Cairo）,アレクサンドリア（Alexandria）,ギザ（Giza）
スエズ（Suez）,ルクソール（Luxor）,アスワン（Aswan）
シェルム・エル・シェイク（SharmL Sheikh）,ハルカダ（Hurghada）,タバ（Taba）等

立憲共和制国家

■大統領。立法・行政・司法の三権を有し、国軍の最高司令官でもある。大統領の選出は、議会が候補者を指名し、国民が信任投票を行う。任期は6年で、再選も可であるが、第2代ナーセル大統領以来、事実上の終身制が慣例となっています。

■議会は、一院制の人民議会（マジリス）。全454議席で、444議席は民選、10議席は大統領指名枠。任期5年。これとは別に、諮問機関としての会議体がある。全264議席で、176議席が民選、88議席が大統領指名枠。

■エジプトの最上級の地方行政単位は、29あるムハーファザ（muhāfaza, 県、州 と訳されることもある）である。知事は、中央政府から派遣される官選知事で、内務省の管轄下において、中央集権体制をとる。極端な行政区分でナイル川流域やナイル下流は非常に細分化されているにもかかわらず、南部は非常に大まかに分けられている。（Wiki参照）

■国土の90%は砂漠。、西方にはリビア砂漠、東方にはアラビア砂漠がある。リビア砂漠には海抜0m以下という地域が多く、カッターラ低地は海面より133mも低く、アフリカ大陸で最も低い地点とされている。
■シナイ半島の北部は砂漠、南部は山地になっており、エジプト最高峰のカテリーナ山 (2637m) や、旧約聖書でモーセが十戒をさずかったといわれるシナイ山がある。
■ナイル川は南隣のスーダンで白ナイル川と青ナイル川が合流し、エジプト国内を北上し、河口で広大なデルタを形成して地中海にそそぐ。カイロ近辺のナイル・デルタは、地中海にむかって約250kmも広がっている。かつてはナイル川によって運ばれる土で、デルタ地域は国内で最も肥沃な土地だったが、アスワン・ハイ・ダムによってナイル川の水量が減少し、地中海から逆に塩水が入りこむようになった。

■【ビザ】：エジプトを訪問する時は、必ずビザが必要です。駐日エジプト大使館にて手続きして下さい。
カイロ国際空港やルクソール国際空港で、到着時に、1カ月有効の観光ビザを取得することができます。到着ホールの銀行でUS$15のビザ用印紙を購入し、パスポートに貼り付けて入国審査を受けて下さい。
■【パスポート】：入国の際、滞在期間プラス６ヶ月以上の有効期限が必要です。パスポートの空きページはビザ用印紙を貼り付けるため、見開き2Pの余白が必要です。
■【ビザ延長】：ビザの延長は主要都市のパスポートオフィスなどで行うことができます。1年まで延長可能。詳細については事前にエジプト大使館、領事館でご確認されることをお勧めします。
■【留意事項】：ビザ、パスポートなどの情報は予告なく変更される場合があります。事前に大使館・領事館にご確認ください。

■【駐日エジプト・アラブ共和国大使館】：〒153-0042　東京都目黒区青葉台1-5-4 tel: 03-3770-8022(3)、fax: 03-3770-8021 、
email: visa@foreign.gov.za必ず英文でお願いします。
同大使館の WEBサイトも参照下さい。

■【エジプト政府観光局】：　 WEBサイト1、 WEBサイト2........等を参照下さい。

■単位はエジプト・ポンド＝100ピアストル。１エジプト・ポンド＝約20円。
■紙幣は1、5、10、20、50、100ポンド。コインは1、5、10、25ピアストルがありますが、あまり日常的に流通していません。

■【エジプト・ポンドへの両替】： 日本円を含む、主要な外貨（US$、ユーロ、英ポンド）から、国際空港や、主要都市の銀行、ホテル、両替店で両替できます。地方の銀行によっては、日本円を 取り扱っていない場合もありますのでご注意ください。銀行の営業時間は、９時ごろから１４時ごろが一般的です。
■ 【クレジットカード】：ひろく普及しており、支払いに利用できます。
■ 【T/C】：米ドルまたはユーロ建てT/Cなら、主要都市の銀行で換金できますが、地方の銀行によっては不可といわれる場合もあり要注意です。
■ 【ATM】：２４時間利用可能機も多く広く普及しています。クレジットカード、キャッシュカード等を使ってエジプトポンドを引き出すこともできます。
■ 【その他】：再両替する際には銀行で正規両替したという証明が必要なので、最低でも1回は銀行で両替してレシートを保管しておくことが重要です。
通貨の持ち込みは到着の際申告すれば制限はありません。

■ チップ(バクシーシと呼ばれます。)の習慣があります。レストランではサービス料が含まれている場合は不要ですが、含まれていない場合は、料金の10%～15%が目安です。ホテル、タクシーなどでは料金の10%程度が期待されます。ホテルなどで荷物の搬送を依頼した場合は5ポンド～10ポンド、ルームメイド、枕銭は2～3ポンドが目安。トイレ係り0.5～1ポンド

■ 220V、50Hz。（電気製品：変圧器必須（変圧器内蔵型が便利）。プラグ：B3タイプ、BFタイプ、Cタイプ、SEタイプ）。

■ 日本との時差は-７時間でサマータイム中は-６時間です。サマータイムの実地期間は通常４月の最終金曜から９月の最終木曜です。

■国土の大半が砂漠気候で、夏は大変暑く、冬は温暖で、雨はほとんど降らないのがエジプト気候の特色です。ただし、冬場は一日の気温差が大きく、冷え込みますので、防寒対策は必要です。
■ ほとんど雨の降らないエジプトですが、アレキサンドリアなど地中海地方は冬期に雨が降ります。3～5月にはハムシーンと呼ばれる砂嵐が吹き、空港が閉鎖されることもあります。
■ 北回帰線も南部ナセル湖上をとおります。夏は太陽が真上にきます。

■日本からの渡航者数は近年約７万人/年間。

日本からカイロ行きの直行便、いろいろな経由便を利用します。
■【直行便】：エジプト航空がノンストップ直行便を、成田ーカイロ間＝週３便、関西空港ーカイロ間＝週2便、運行しています。
■【経由便】：ソウル、シンガポール、マニラ、バンコク経由で、大韓航空やシンガポール航空などが経由便を運航しています。

■直行便で約12～13時間。経由便で約18～20時間。

■カイロ国際空港。市中心部から東北へ約15Km。

■カイロ国際空港から市内への交通サ－ビスは、タクシー、シャトルバス、市バスを利用します。
■【タクシー】：カイロの正規タクシーは車体が白と黒（アレクサンドリアの正規タクシーは黒とオレンジのツートンカラー）メーター制。領収書もでます。料金は1Kmにつき約１ポンド程度。
■【シャトルバス】：各ターミナルの到着ホール内にあるカウンターで乗車券を購入します。30分間隔で運行。カイロ市内、ギザ等各方面の便があります。料金は約35～45ポンド。
■【市バス】：　ターミナル１にバス停あり、安価、カイロ市内まで約0.25～2ポンド、アレキサンドリアまで約25～31ポンド。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。