イスラエル国 （State of Isroel）

テルアビブ、エルサレム、ナタニア、ハイファ、エイラット等

■共和制、議会制民主主義
行政府（政府）は、立法府（クネセト）の信任を受け、司法府（裁判所）は法により完全なる独立を保証されている。

■ 大統領。党派を超えた国家統合の象徴。儀式的性格が強い。1998年の法改正以降は1期7年の任期のみ。大統領は、被選出者本人の個人的信望と国家に対する終生の貢献を基準に候補者が国会で選ばれ、議員の多数決投票により決定されます。

一院制（120名）（全国1区の完全比例代表選挙制度

■国内を6地区とユダヤ・サマリア地区（ヨルダン川西岸地区占領地）の７行政区に分けて行政されている。

■東にヨルダン、南西にエジプト、北にレバノン、北東にシリアと国境を接する。西側は地中海に面し、ヨルダンとの国境付近に、高濃度の塩湖である死海がある。
■南北は470km、東西は一番離れた地点間で135kmと国土は細長い。車での走行時間は、北のメトゥーラから最南端の町エイラットまでは約9時間かかるが、西の地中海から東の死海までならば1時間半ほどしかかからない。ジュディアにあるエルサレムは、標高835mの丘陵にあり、死海は海抜下398mと低位置にある。

■【ビザ】：観光目的で入国する場合は、3カ月以内の滞在についてビザは不要。
■【パスポート】：有効残存期間は入国時6カ月以上。
■【留意事項１】：イスラエル訪問に続いて（又は近い将来）、イスラエルと敵対しているような中東諸国（シリア、レバノン、イラク、クウェート、リビア、サウジアラビア、オマーン、イエメン、スーダン）を訪問しようとする場合、パスポートにイスラエルの出入国スタンプがあると、入国を拒否される可能性があります。
また、中東以外の国でもイスラエルと敵対している場合は要注意です。
イスラエルの出入国審査時に「No Stamp on passport Please」と言って、実際のパスポートではなく、別用紙（エントリーフォームAL-17）に押してもらいます。最悪スタンプを押された場合は、パスポートを再取得する必要があります。
*2019年１月現在、あまりにも「ノースタンプ」という旅行者が多いためか、イスラエル入国時にはすでにスタンプを押さずに、入国カードの代用になる別紙に押すシステムになっています。（但し、確認の為に、”「ノースタンプ」”は言った方がよいようです。)
■【留意事項２】：　イスラエルの出入国時の留意事項は（「ノースタンプ」以外に）次のようにまとめることができます。
*入国の際は、出発国の空港にもイスラエルの係官がいてチェックが始まると心構えが必要。
*係員の質問には、ちょっとしたことでも正直に答えること（同行者と辻褄が合わなければ、余計に時間がかかる）
*出国の際は、出発3時間前に空港に到着すること。
*出国の際の手荷物検査では、液体はもちろん、粉末状のもの、クリーム（ペースト）状のものもNG。
*お土産は、出国後の免税店で買うこと。
■【留意事項３】：　３ヶ月以上、滞在を希望される場合は、別途ビザが必要です。駐日イスラエル大使館、領事館で手続きしてください。
■【留意事項４】：ビザ、パスポートなどの情報は予告なく変更される場合があります。事前に大使館・領事館にご確認ください。）

■【駐日イスラエル国大使館】：〒102-0084　　東京都千代田区二番町3番地 tel: 03-3264-0911、fax:03-3264-0791 、
email: information@tokyo.mfa.gov.il
同大使館のWEBサイトを参照下さい。

■イスラエル国政府観光局 　(北米向けサイト)........も参照下さい。

■通貨単位は新イスラエル・シェケル（NIS＝New Israeli Shekel＝通貨記号：ILS) 複数形はシュカリム。補助通貨単位はアゴラ（Agora）複数形は、アグロットとなる。
■1NIS＝100アグロット＝約32.7円（2015年7月28日現在）。
■紙幣は200NIS、100NIS、50NIS、20NIS、硬貨は10NIS、5NIS、2NIS、1NIS、50アグロット、10アグロット、5アグロット。

■【シェケルへの両替】：外国通貨は、銀行、ホテル、両替店でのみ両替できます。ほとんどの町にある両替店では銀行と同じレーとでしかも手数料なしで両替が可能です。
イスラエル出国時、イスラエル通貨から外国通貨への両替額は最高５００ドルと制限されています。イスラエル出国時には、できるだけ現地通過を残しておかないことをおすすめします。
■【物品税の還付】：イスラエルでは商品に約16％の物品税がかけられています。「Tax Free」の看板を出している店でUS$100以上(エイラットのみUS$200以上)の商品を、外国通貨で支払った第3国の旅行者は、店で還付申請書をもらい、所定事項を記入し、出国審査の際に、還付の承認をもらうと還付専用カウンターで税を返してもらうことができます。

■欧米と同様、チップの習慣がありますが、請求書をよく見て、柔軟に対処します。
■【タクシー】：荷物の積み降ろし等のサポートしてくれた場合は、つり銭はチップに。街中の流しのタクシーに乗車した場合は基本的に不要。
■【ホテル】：>基本的には不要。

■220V、50Hz。Cタイプ。電気製品：変圧器必須（変圧器内蔵型が便利）

■-７H、サマータイム中：-６時間です。サマータイムの実地期間は4月2日以前の最後の金曜の2：00より、ヨーム・キプール以前の最後の日曜の2：00まで。

■イスラエルは緯度上は日本の九州地区と同じ30度～33度であるが、西の地中海と東の砂漠地帯に挟まれた細長い国土で、季節は概ね夏と冬に分けられます。 ■ 海岸平野では夏は湿度が高く、冬はしのぎやすい。
■ 丘陵地帯では夏は乾燥して、息苦しい程の熱風が吹く日もあります。冬は寒く、積雪もあります。
■ ヨルダン河谷では夏が非常に暑く乾燥し、冬は雨は降るが快適である。
■ ネゲブ地方(国土の南半分にあたり、地図上は逆三角形の地域)では１年中が準砂漠状態で、雨はほとんど降らない。

■日本からの渡航者数は 近年約1.5万人/年間。

■日本からイスラエル（テルアビブ）行きの直行便はありません。アジアやヨーロッパの空港経由して入国します。日本からは、大韓航空を利用して、ソウル経由便を利用するのが最短時となります。

■もっとも速いのは、ソウル経由便で、テルアビブまで、所要時間は約14時間。ヨーロッパ経由だと、経由する空港によって異なるが、所要時間は約20～22時間。

■テルアビブのベン・グリオン国際空港（Ben Gurion International Air Port,旧名はロッド空港）、主に国際線の発着に利用されます。しかし、南部の主要都市；エイラートには日時限定便があります。テルアビブ市中心部から南東へ約15Km。市北部にあるスデ・ドブ空港（Sde Dov AP）は国内線用、主要都市(エイラート、ハイファ、ガリリー、ゴラン高原)に毎日シャトル便が就航しています。

イスラエルの交通機関で留意するポイント
イスラエル交通機関のダイヤは日～木曜日（通常ダイヤ）と金、土曜日（安息日ダイヤ）の2種類があります。ユダヤ教の安息日「シャバット」（金曜夕方～土曜夕方）は運行しないのが基本。又、特に、イスラエルのバスの時刻表は目安でしかなく、 予定時刻より早く通り過ぎてしまう場合も多い。
■鉄道：金～土曜日の”安息日ダイヤ”以外は24時間営業。ベングリオン空港駅からテルアビブ方面、及び、モディイン方面に直行することができます。空港駅はターミナル３の地下１階(右写真)にあり、テルアビブ・サビドール中央駅へは約20分で到達することができます。この中央駅の手前にあるテルアビブ・ハハガナ駅（Tel Aviv HaHagana St'n）では主要路線に乗り換えることができ、エルサレム、レホボート方面などへ行くことができます。ただし、安息日の土曜日は運行本数が極端に減少します。要注意です。料金は大人16NIS(約520円)。
イスラエル鉄道ルートマップ、時刻表についてはこちらのサイトをご参考下さい。
■バス：空港からの各地へのバスサービスは、近接したエアポートシティのバスターミナルから出ています。エアポートシティバスターミナルへは、到着ロビー 2 階から Egged 5 シャトルを無料で利用できます。テルアビブ市内まで約10～15分。(右写真：Egged(エゲット)社のバス)
テルアビブ市内までの運行ダイヤは日～木曜日＝7:19、9:05、12:20、15:05、18:25、20:20と金曜日＝8:35、12:35,土曜日＝運休（季節、日によって変更することがあります。空港案内で確認して下さい。）
■タクシー：通常到着ロビーの外に待機しています。市内まで 15km のタクシー運賃は約 ILS 100 (約3300円)です。夜間およびユダヤ教の祝日、安息日には追加料金がかかります。市内まで約10～15分。
■レンタカー：空港内に Avis、Budget、Hertz、Sixt、Economy、Car Trawler、Eldan のデスクがあります。
■ターミナル間の移動：3 つのターミナル間には、無料シャトルが 15 分毎に出ています。
■施設：空港には、案内カウンター、荷物預り所、外貨両替所、ATM、銀行、公衆電話、郵便局、ビジネス設備、VIP ラウンジ、シナゴーグが 2 か所、クリニック、交番、VAT 還付カウンター、障がい者支援サービス、キッツコーナ、授乳室などの設備があります。レストランやショップも多数入っています。
■駐車場：ターミナル前のエリアは、送迎車専用にスペースになっています。ターミナル 3 の前の駐車場と、第 1 駐車場は短期駐車場（料金は、最初の 1 時間は ILS 18 で、その後 15 分毎に ILS 4 ずつ加算され、1 日の最大駐車料は ILS 90 ）です。ターミナル 3 の裏手には長期駐車場（料金は、露天エリアは 1 日あたり ILS 40 、屋内エリアは 1 日あたり ILS 70 ）があり、ここからターミナルへは 15 分毎に、シャトルバスが出ています。
■インターネット：ベン・グリオン空港では全ターミナルで無料 Wi-Fi が使用できます。
■テルアビブ市内:市内まで出ると、鉄道のテルアビブ中央駅(Tel Aviv Central Station)、世界最大のテルアビブ・セントラル・バス・ステーション(Tel Aviv Central Bus Stations)あり、両者は約5Km離れています。このバス・ステーションの最寄鉄道駅はTel Aviv Hahagana駅（約400m離れています。）です。Tel Aviv Hahagana駅から主要都市（エルサレム、ハイファ等）方面に乗り換えることができます。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。