クウェート国
（State of Kuwait）

クウェート、クウェート・シティ、ジャフラ、アフマディー、ワフラ

立憲君主制

■元首は首長殿下。（現在は、サバーハ・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ首長殿下 ；H.H. Sheikh Sabah Al‐Ahmad Al‐Jaber Al‐Sabah、2006年1月29日即位）

国民議会（一院制、定員50名、任期4年）

■クウェートは 6つの県(muhafazah)に分けられ、行政されています。

■クウェートは、アラビア半島の東の付け根に位置し、南部はサウジアラビア、西、北部はイラクと国境を接し、東部はペルシャ湾に面しています。国土の面積は、17,818km2で、四国と、ほぼ同じ大きさです。国土のほとんどが海抜10～80ｍの平坦な砂漠で、西に行くに従い高くなり、最高地点で海抜300mとなります。
■ペルシャ湾側に9つの島を領有し、最大のブビヤン島は、本土と橋で結ばれています。石油輸出が主要産業であり、世界第4位の埋蔵量があります。クエートは東日本大震災からの復興支援で原油５００万バレル（約４５０億円相当）の無償提供を表明しました。

■【ビザ】：クウェートに入国するためにはビザが必要です。各種のビザがありますが、短期観光用は１ヶ月有効です。この短期ビザは渡航前に、駐日大使館で取得できますが、入国時に空港でも取得できます。
■【パスポート】：渡航者は残存有効期間がクウェート入国日より6ヶ月以上、見開き2ページ以上あるパスポートを保持していること。
■【入国カード】：ありません。
■【入国審査】：事前にビザを取得している人は、「VISA CONECTION」カウンターで手続きします。
■空港で取得する人は「VISA ISSUING」カウンターで手続きします。費用（ビザ代＋手数料）はKD5（カウンターの横にある両替所かATMよりKDを引き出し、自動販売機で印紙を買います。）。空港で発給されるビザは一回の入国に限り有効です。ビザはパスポートに貼り付けるたり、スタンプするタイプではなく、完全に別紙タイプ。
■【出国税】：KD2（US$7.5相当）。併せて、空港施設使用料KD0.4が必要です。通常は航空券代に上乗せされています。
■【ご注意】：ビザ、パスポートなどの情報（費用等）は予告なく変更される場合があります。事前に大使館・領事館にご確認ください。

■【駐日クウェート国大使館】：〒108-0073　東京都港区三田4丁目13-12、TEL：03-3455-0361、FAX:03-3456-6290
email: こちら を利用下さい。
同大使館の WEBサイト........も参照下さい。

■駐日クウェート国政府観光局はありません。観光情報は上記、大使館のサイトを参考下さい。

■クウェートの通貨はクウェート・ディナール（KD）、補助通貨はフィルス（Fils）、KD1＝1000Fils≒296円≒3.62米ドル（2011年5月現在）。
紙幣はKD20、KD10、KD5、KD1、500Fils、250Fils。硬貨は100Fils、50Fils、20Fils、10Fils、5Fils。

■【クウェート・ディナール（KD）の両替】：KDへの両替は入国後、空港、銀行、ホテル、や市内の両替商でおこないます。 営業時間が長く手数料の少ない両替商が有利です。
用意する外貨はUSドル、又はユーロがおすすめです。空港や銀行では円からも、両替可能ですが街中では両替できないところもあります。
クウェート直前の経由地空港（例えば、ドバイ空港）の両替所でKDに換えることもでいます。
■【クレジットカード】：ホテル、レストラン、大きな商店では、アメリカンエクスプレス、ダイナーズクラブ、マスターカード、ビザなどの主要クレジットカードが使用できます。
■【ATM・T/C】：ATMは主要都市で広く普及しています。国際的キャッシングカードでKDを引き出すことが出来ます。また、T/CはUS$建て、ポンド建てなら問題なく使用することができます。
■【留意事項】：銀行の営業時間は、日曜日から木曜日までの8時～12時半。空港で外貨への再両替が可能ですが、両替時のレシートが必要になります。

■クウェートの ホテル、レストラン、クラブでは、ほとんどの場合、料金に15%のサービスチャージが含まれていますので、とくにチップは必要ありません。しかし、サービスチャージが含まれていない場合には、料金の10%がチップとして適当です。
■【空港・ホテル・タクシー】：荷物運びのサービスを受けた場合は、荷物一個に付き、１US$程度は渡すと喜ばれます。

■クウェート 電圧は220～240Vで周波数は50Hz。プラグタイプはB、C。日本の電気製品：変圧器必須（変圧器内蔵型が便利）

■クウェート 日本との時差はマイナス6時間。日本の12：00がクウェートでは同日の6：00。サマータイムはありません。

■クウェートの 気候は砂漠気候に属し、年間を通して気温は高めで、降水量は少ない特色があり、次のように２シーズンに分けられます。
■【雨のほとんどない夏季（4～10月）】：特に6月～9月はほとんど降雨はなく、日中は最高気温が40～50℃前後まで昇温、時には砂嵐が来襲します。湾岸戦争（1991年1月）時、最初の作戦名は、厳しい砂漠の砂嵐に因んで「砂漠の嵐」と命名されたほどです。この時期は、夜間でも、ペルシャ湾からの温風の影響を受け気温は下がらず、最低気温が30℃を下回らない事も多いです。
■【多少の雨がある冬季（11～3月）】：この時期、平均気温が20℃を下回るため、過ごしやすい気候となります。また、北方より寒気が流入するときは、上空の温湿空気は凝縮し降雨となります。11月～4月の月平均降水日数は4日～6日に達します。この時期は旅行のシーズンです。

■日本からの渡航者数は 近年約10,000人/年間。

■日本からの直行便はありませんが、中東、アジア、ヨーロッパの主要都市から、約40社の航空会社がクウェートへの運行便をもっています。
よく利用される便は、中東を経由する便として、エミレーツ航空で、ドバイ経由、カタール航空でドーハ経由、エティハド航空でアブダビ経由、ロイヤルヨルダン航空でドバイ経由がよく利用されます。アジア経由では、タイ国際航空でバンコク経由、ヨーロッパを経由すると、ブリティシュエアウエイズでロンドン経由、ルフトハンダドイツ航空で、フランクフルト経由等を利用してクウェートに入ることができます。

■アジア、中東経由で約約14～16時間。

■クウェート国際空港(Kuwait International Airport）。クウェートシティーの中心部から南へ16kmに位置し、クウェート航空の本拠地ハブ空港です。2007年末に新ターミナル完成、年間約600万人の乗降客があります。

■海外からの旅行者はタクシーを利用します。空港から市内までは公定料金が設定されており料金は5KD。空港1階到着ホール外のタクシー乗り場から利用可能。市内から空港間も料金は同じく5KD。所要時間：20～30分。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。