バヌアツ共和国 ( Republic of Vanuatu）

首都ポートビラ、ルーガンビル等。

共和制国家

■大統領。儀礼的・象徴的な存在。議会の議員と各州議会議長によって構成される大統領選挙会における投票によって次期大統領を決定する。任期5年

■バヌアツの議会は、一院制。議席数は52で、全て民選。任期4年。

■現在、バヌアツの行政区画6つの州に分けて地方行政されています。

■バヌアツ共和国は、南太平洋上に浮かぶ島国で、オーストラリアのケアンズの東約1,800kmにあります。1980年7月、74年間の英国とフランスの共同統治から脱し独立しました。国名のバヌアツは「我々の土地」という意味です。
■隣国には、西にオーストラリア、北にソロモン諸島、東にフィジー、南にフランス海外領土のニューカレドニアがあり、イギリス連邦加盟国です。
■北北西から南南東へ800kmにわたって83の島からなり、それらはニューヘブリディーズ諸島、バンクス諸島などと呼ばれます。そのうち、住民が居住する島は約70です。
■首都はエファテ島のポート・ヴィラで、空の玄関口は首都の北約6Kmにあるポート・ヴィラ国際空港（現地名で、バウアフィールド空港（Bauerfield AP））です。
■バヌアツの島の約半分は火山島で、険しい山の周りに僅かに平地があります。アンブリム島、タンナ島、ロペヴィ島には今も噴火している活火山があり、特に、タンナ島のヤスール火山は「世界で最も火口に近づける火山」で知られます。残りは、サンゴ礁からなる島です。
■ペンテコステ島で見られる、成人を迎える男性の儀式、バンジージャンプは世界的に知られています。毎年4月～5月のヤム芋の収穫の時期に、20m～30mものやぐらの上から足首を蔓で縛り、長さを調整して地面ギリギリに落下して、勇気を誇示します。この儀式を見ようと沢山の観光客が訪れています。

■【ビザ】：バヌアツへの 渡航時、日本人は30日以内の滞在なら商用、観光を問わずビザは不要。
■【パスポート】：到着時に残存有効期間が6カ月以上あること。
■【入国カード】：機内で配布されます。（配布されない場合は機内乗務員に申し出て下さい）入国カードに所定事項を記入の上入国審査官に提出します。税関申告書は必要な人のみ。
■【入国審査】：帰りの航空券と共にパスポートを提示します。入国審査時に係官から「何月何日まで滞在しますか」と聞かれますので、入国カードに記載した日程を答えます。その回答が１ヶ月以内であれば、パスポートに「1ヶ月滞在可」のスタンプが押されて、返却されると入国が許可されたことになります。即ち、１ヶ月有効のスタンプビザが発行されたことになります。
■【留意事項１】：1ヶ月以上滞在を希望する場合は、ポートビラにある出入国管理局へ申し出て手続きします。最大延長期間は4カ月の滞在が許可されます。
The Immigration Dept.Tel：(678)22 354, E-mail：earukelana@vanuatu.gov.vu／etasavi@vanuatu.gov.vu
■【留意事項２】：民芸品（木彫りや貝）の持ち出しの際には24時間の燻蒸処理を要求される場合があります。費用は一回（何個でも）VT2,000程度。
■【留意事項３】：ビザ・パスポートなどの情報は予告なく変更されることがあります。必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。

■【駐日バヌアツへ大使館】：駐日バヌアツへ大使館は、2010年末現在未設置ですが、駐日名誉領事館は下記のところにあります。
在東京ヴァヌアツ名誉領事館：〒181-0002　 三鷹市牟礼4丁目22-36、Tel: 0422-70-5855
駐バヌアツ日本大使館はなく、駐フィジー日本大使館が兼轄しています。

バヌアツ政府観光局 日本支局：東京都渋谷区幡ヶ谷2-6-6　財建ビル7階 、Tel: (81-3) 5350-9759,Fax: (81-3) 3376-1160
■E mail: vtoj@spb-group.net
政府観光局 のWEBサイト(英文) を参照下さい。

■バヌアツへの 通貨単位はバツ（Vatu、略語：VT）。補助通貨はありません。1VT＝Yen0.86=US$0.0104（2010年12月現在）
紙幣は200、500、1000、5000VT。硬貨は1、2、5、10、20、50、100VT。

■【バツへの両替】： 両替は空港や市内の銀行、主要ホテル、両替所、または、みやげ物店のグッディーズで、日本円からも換金できます。ポート・ヴィラ国際空港にある両替所では、土・日曜日でも国際線発着前後にはオープンしており、週末、夜、時間外に利用できます。
■ 【クレジットカード】：VISA, MASTERなど国際的な主要クレジットカードは、首都のポート・ヴィラや第二の都市ルーガンヴィルのホテル、レストラン、みやげ物店、スーパーマーケットや、タンナ島等の有名リゾート地などで使用することができます。ポート・ヴィラ、ルーガンヴィルではクレジットカードによるキャッシングもできます。
■ 【T/C】：米ドル、ユーロ、日本円、オーストラリア・ドル、など主要通貨建てトラベラーズ・チェックは換金が可能です。銀行での換金をお勧めします。
■ 【ATM】：ほとんどの銀行には設置されており、キャッシングカードで現地通貨を引き出すことができます。

■バヌアツではチップの習慣は無く、日本国内と同様の旅ができます。

■バヌアツの 電気は240V、50Hz。プラグはB3、C、Oの3タイプ、日本からドライヤーなどを持参する場合は変圧器とアダプターが必要です。

■日本とバヌアツへのとの時差は＋２時間（日本より2時間早い。日本の正午がバヌアツでは午後2時。）サマータイムはありません。

■南半球に位置するバヌアツは、全域が熱帯雨林気候であり、海洋性気候の特色を持ちます。日本とは季節が逆となります。
■ 【夏季】：11～3月。雨が多く気温は30℃を超える高温多湿期です。長い無風期と、熱帯性サイクロンおよび北風による暴風雨が生じる時期があります。
■ 【冬季】：6～9月。場所によっては20℃以下になることもあります。雨も少なく、比較的涼しい時期となります。この時期は旅行のベストシーズンです。薄手のカーディガン、長袖のシャツを持参することが望まれます。

■日本からバヌアツへの渡航者数は 近年約1000人/年間。

■ 日本からバヌアツへの直行便はなく、オーストラリアのシドニー、ブリスベン（カンタス航空、日本航空、エア・ヴァヌアツ航空）、ニュージーランドのオークランド（ニュージランド航空）、ニュー・カレドニアのヌメア（エア・カラン航空、エア・ヴァヌアツ航空）、フィジーのナンディ（エア・パシフィック航空、エア・ヴァヌアツ航空）、を経由して首都ポート・ヴィラに入ります。

■例えば、オーストラリアのシドニー、ブリスベン経由で、約10～12時間。

■バヌアツへの空の玄関口は首都ポート・ヴィラ（エファテ島）の北約6Kmにあるポート・ヴィラ国際空港（現地名で、バウアフィールド空港（Bauerfield AP））です。
■その他、サント島の都市、ルーガンヴィルのペコア（Pekoa）空港へは、ブリスベンから国際便があります。

■空港から市内までは、タクシー、ミニバス、レンターカーを利用します。
■ 【タクシー】：飛行機の着陸時に合わせてタクシーが待機しています。ほとんど料金交渉制。メーター付は時間制で割高となります。 両空港共に、市中心部まで約6Km、タクシーで約15分。料金は約ＶＴ1500．
■ 【ミニバス】：ミニバンによる巡回バス。市内なら客の要求に従い各所にいきます。料金は市内100バツー均一です。
■ 【リムジンバス】：ホテルの送迎バスも運行されています。ホテルの案内を確認して利用して下さい。
■【レンタカー】：ポートビラにはBudget、AVIS、Discount Rentalなどのレンタカー・ショップがあり、日本車が使用されています。費用は走行距離制です。「カローラ」クラスで、1日約5500バツ（1週間以上借りる場合では、１日あたり約4000バツー）程度。そのほか、保険料やガソリン代が加わります。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。
■化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。