ジョージア（Georgia）
注記：日本政府は2014,10,24、同国の要請にもと付き従来のロシア風の国名表記”グルジア”を改め英語風の表記;"ジョージア"に変更しました。

トビリシ、クタイシ 、スフミ 、バトゥミ 、ムツヘタ、ボルジョミ、テラヴィ 、ポチ 、ガグラ

共和制国家。

大統領。（現在、ミヘイル・サーカシヴィリ大統領、2008年1月に再選、任期5年）

一院制（任期4年。定数235。

■ジョージアは全土を、2つの自治共和国、9つの地区（Mkhare）にトビリシ首都圏を含め、12の行政区に分かれて、地方行政されていました。
■2009年8月ジョージア紛争によって、シダカルトリ地区北半とその周辺を領域とする「南オセチア自治州」は「南オセチア共和国」（首都: ツヒンヴァリ）と名乗って独立を宣言した。ロシアと数カ国が承認しています。このように、ジョージア政府の統制が及ばない地域もでて、複雑な現状が続いています。（Wiki参照）

■ ジョージアはカフカース山脈を中心に国土の大部分が山岳地帯です。最高峰はシュハラ山（標高5201m）。200km離れたカズベギ山（標高5074m）が第2の高山で唯一の火山です。この間には2,100もの氷河があります。
■ カフカース山脈に沿ってロシア連邦と723kmの国境を接し、クラスノダル地方、カラチャイ・チェルケス共和国、カバルダ・バルカル共和国、北オセチア共和国、イングーシ共和国、チェチェン共和国などロシアの民族共和国と接しています。
■ そのためジョージアは古くから紛争の影響を受けやすく、アブハジア自治共和国、南オセチア自治州、パンキシ渓谷など中央政府の支配権の及ばない地域があります。特にチェチェン共和国と接するパンキシ渓谷はチェチェンゲリラの巣窟となっており、紛争発生の源となっています。（Wiki）

■【ビザ】：2009年6月15日よりEU加盟国、米国、日本、イスラエル、スイスの各国民に対し、ジョージアに90日を超えない期間滞在する場合（報酬を伴う活動に従事する場合を除く）、入国ビザの免除を発表しました。この免除措置は、一般、公用、外交の別なく全ての旅券に適用されます。 報酬を伴う活動に従事する場合や90日を超えて滞在する場合には、ビザが必要です。該当者は、ジョージアの在外公館にて取得手続きしてください。
■【パスポート】：残存有効期間は滞在期間＋6ヵ月以上 （日本国籍の方の条件です。）
■【留意事項】：ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがございます。情報確認してください。

■[駐日ジョージア大使館・総領事館]： 住所：〒107-0052　東京都港区赤坂1-11-36、レジデンスバイカウンテス　220号室、TEL：03-5575-6091、FAX:03-5575-9133
■大使館のWEBサイト等も参照下さい。

■日本ジョージア文化協会のサイトも参照下さい。

【ジョージア通貨】：ラリ（Lari：1995年9月25日導入）、補助通貨はテトリ (Tetri)、１ラリ＝100テトリ、1ラリ＝約0.56US$、１ラリ＝約51円（US$、円は2010年5月現在）
■ 紙幣:1、2、5、10、20、50、100、200ラリを発行し、硬貨は、1、2、5、10、20、50テトリと1、2ラリを発行しています。
■注記：ソ連時代のルーブルに代わり、エドゥアルド・シェワルナゼ政権の下で1995年9月に導入されました。旧ソ連諸国の通貨の中で、導入以来インフレーションを経験せず、比較的安定している通貨といわれています。

■ 【ラリへの両替について】：首都、トビリシの銀行で、日本円からラリに両替できますが、手数料も高く、日本円は両替用外貨としては一般的ではありません。両替するのに最も容易な外貨はUS$かユーロです。両替所は空港や街中の各地にあり、両替は比較的容易です。
■ 【ATM、クレジットカード、T/C】：街中にATMも多数あり、クレジットカードから現金を引き出すことができます。主要銀行で、US$建てT/Cで、ラリに両替することができます（手数料は1%程度）。

■ソ連からの独立後、欧米の影響が強くなり、チップも定着しています。快いサービスを受けた場合、下記を目安にして下さい。
■ 【レストラン】：高級レストランでサービス料が含まれていない場合は10％程度。
■ 【ホテル】：ボーイに荷物を運んでもらった場合、1ラリ～2ラリ、ルームメイドには1ラリ程度。
■ 【タクシー】：タクシーは、空港からの送迎時は、つり銭チップとなります。長距離ドライブを要請した時は約10%を。

■220V　50Hz　Cタイプ、電気製品：変圧器必須（変圧器内蔵型が便利）。

■日本との時差は5時間。(夏時間時差　－４時間）

■山岳地帯が多いため狭い国土の割りに気候は多様性に富んでいます。標高5000mを超えるカフカス山脈はロシアからの寒気団を遮断する効果があり、国土の大半は比較的温暖で湿潤な気候です。黒海沿岸部は最も温暖で、その温暖な気候を生かしたジョージアワインの生産地となっています。
■一方、山岳地帯は多雨地帯であり降水量は4000mm以上に達し、冬場の積雪は2mに達します。首都トビリシが位置する国土の東部はより大陸性気候に近くなり、年間降水量は400～1,600 mm程度となり、西部に比べると比較的乾燥して、冬の寒さはより厳しくなります。日本にくらべると、朝は遅くまで暗く、夜は遅くまで明るい。

■日本からジョージアへの渡航者数は近年約1,000千人/年間。

■ヨーロッパ経由で16～18時間。中東国経由だと15～17時間。

■トビリシ国際空港、（Tbisili International Airport）、首都の東南約18Kmにあります。

■トビリシ市内へのアクセスは、タクシーとバスを利用します。タクシーは交渉制、市内まで約１０＄を目安に交渉してください。バスはジョージア文字表示で、また英語は通じないので、初めては利用しずらいものです。
■トビリシに入る飛行機は深夜に到着する場合が多く、安全に留意してタクシーを利用して下さい。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。