ロシア連邦　(Russian Federation　)

モスクワ、サンクトペテルブルク、ノヴォシビルスク、ニジニ・ノヴォゴロド、エカテリンブルク、サマーラ等

連邦制の共和国

■大統領。大統領は、首相（議会の信任を要する）を含む政府の要職の指名権・任命権と、議会の同意を得ないで政令（大統領令）を発布する権限を持ち、軍隊と国家安全保障会議の長を兼ねています。大統領の任期：6年。

■ロシア連邦議会は二院制。
■上院に相当する連邦院（連邦会議、定員178名 任期は概ね4～5年）と、下院に相当する国家院（国家会議、定員450名 、任期5年）からなります。

ロシアは、85の連邦構成主体と呼ばれる地方行政体からなる連邦国家です。また、ウラジーミル・プーチン政権は、中央政府の各連邦構成主体への影響力拡大を図り、2000年5月13日に全土を7つに分けた連邦管区を設置しました。（Wiki参照）

■ロシアは世界最大の面積を持ち、その国土は、西はバルト海沿岸から、東は太平洋まで、東西に伸び、日本の約45倍、アメリカの約1.7倍にも達し、南米大陸全体より少し小さいほどです。
■その国土には、ヨーロッパ部とアジア部（シベリア）がありその境界はウラル山脈です。アジア部の大部分は広大なシベリア平原で、南部はステップ平原、中央部はタイガ平原、さらに高緯度になると、樹木の生育しないツンドラ地帯となります。
■黒海とカスピ海の間の南の国境にはヨーロッパ最高峰のエルブルス山を含むカフカース山脈があります。
■海域についてみると、北極海の一部であるバレンツ海、白海、カラ海、ラプテフ海、東シベリア海と、太平洋の一部であるベーリング海、オホーツク海、日本海、そして西のバルト海と西南の黒海があり、海岸線は37,000kmに及びます。
■ロシア領内の主要な川にはヨーロッパ部のドン川、大型で良質のチョウザメが多数生息するヴォルガ川、カマ川、オカ川、アジア部のオビ川、エニセイ川、レナ川、サケ類の漁獲で有名なアムール川などの大河があげられます。
■ブリヤート共和国のバイカル湖は世界一古く水深の深い。

■【ビザ】： ロシアのビザ取得についての総合案内
■日本国籍者がロシア連邦への入国するためには、東京、札幌、大阪または新潟いずれかの在日ロシア領事部（館）にビザを申請する必要があります。
■渡航をする各人が申請書類を用意する必要があります。
■ビザには招待の形態や渡航期間により有効期間が定められており、ロシア入国回数に応じシングル、ダブル、マルチプルの3種類があります。
■一時期に有効なビザを1つ以上所持することはできません。有効なビザを所持している者が新たにビザを申請する場合、以前に取得したビザは無効となります。
■ビザ申請は申請者本人、代理人、もしくは旅行代理店を通じて領事部のビザ・セクションにて直接申請することになります。
■領事部ビザ・セクションの受付け時間は月曜日～金曜日（水曜日休日あり）までの9:30～12:30及び、14:00～16:00です。領事館によっては変更になる場合があります。ホームページやTELにて確認してください。ビザ取得に関しての相談、問い合わせは、電話03-3583-4445（午後14時30分から18時00分まで問い合わせができます）。ファックス03-3586-0407でもできます。
■注記１: 郵送での申請は受け付けておりませんのでご注意ください。
■注記２: 旅行代理店を通じて申請する場合でも、申請用紙には渡航者本人の署名が必要です。
■【ロシアの観光ビザ取得についての案内】：旅行者（特に個人旅行者）は、上記書類のほかにロシア側の旅行会社が発行する旅行確認書（ファックスコピー可）が必要となります。この確認書は、ロシア連邦外務省の領事局で然るべき登録を受け、旅行リファレンス番号を取得しているロシアの旅行会社のみが発行できるもので、所定の書式の「外国人旅行者受け入れ確認書」にのっとって作成され、責任者の署名および社印の押印をされていなければなりません。
■さらに、ロシアの旅行会社が発行するバウチャーのコピーか、または、日本の旅行会社のバウチャー原本とコピーを提出してください。いずれの場合でも、バウチャーには下記のデータが記載されていなければなりません：
*旅行者のデータ（氏名、生年月日、パスポート番号）
*ロシア入国日および出国日
*観光ルート、移動手段、宿泊場所、観光プログラム
*旅行会社の署名と印
*支払済み証明
*ロシアの受入れ旅行会社名とその旅行レファレンス番号。
*シングル、ダブルにかかわらず、複数の会社に観光サービスを依頼している場合、それぞれの会社からの書類が必要となります。
*ダブルビザも含め観光ビザの有効期限は30日を超えての発給はできません。
＊観光ビザは申請から受理まで約３週間ほど予定下さい。申請日に通知を受けます。
■【パスポート】：申請者のパスポート原本。パスポートの有効期限は、申請するビザの出国期限より6ヶ月以上必要です。またパスポートの査証欄には、少なくとも見開きで２ページ以上の余白を必要とします。
■【留意事項】：ビザ、パスポートなどの内容は予告なく変更される場合があります。事前に大使館・領事館、または予約担当者にご確認ください。

■【駐日ロシア連邦大使館 】：〒106-0041 東京都港区麻布台2-1-1、TEL：03-3583-4224 / 03-3583-5982、FAX：03-3505-0593
同大使館のWEBサイトを参照して下さい。

■【在日ロシア連邦大使館領事部】： 〒106-0041 東京都 港区 麻布台 2-1-1、Tel:03-3583-4445、Fax:03-3586-0407 、業務時間:9時30分～12時30分、14時30分~17時（金曜日は１６時まで）。ただし土・日とロシアの祝日を除。ビザ申請と受け取りは午前中だけです。

■【ロシア政府観光局】：のWEBサイトを参照して下さい。

■ロシアの通貨は「ルーブル」と補助通貨は「コペイカ」です。1ルーブル＝100コペイカ。
1ルーブル＝約3円、1＄＝約30ルーブル（2011年3月現在）
■紙幣：5000、1000、500、100、50、10ルーブル、硬貨：10、5、2、1ルーブルと50、10、5、1カペイカが流通しています。
ロシアでは、法律の定めにより、全ての支払いを現地通貨のルーブルで行います。

■【ロシアン・ルーブルへの両替】：日本国内で円からルーブルへの換え金はできません。ロシアへ入国してからの両替となります。
両替は空港・ホテル、または市内の両替所で行います。両替レートは各所で若干差があります。両替にはパスポートの提示が求められます。用意下さい。
■極東では日本円からルーブルに両替ができる所は多いですが、モスクワやサンクトペテルブルグではほとんどありません。
■US＄からルーブルに両替するのが一般的です。出国前に、US＄の現金を用意されることを勧めます。
■【クレジットカード】： 極東では、支払いにクレジットカードが利用できます。VISAカードとマスターカードが使いやすいようです。店によっては店員が不慣れで手間取る事もあります。
■【ATM】：大都市ではATMも普及しており、国際的キャッシングカードでルーブルを引き出すことができます。
■【トラベラーズチェック(T/C)】：T/Cを使えるところはほとんどありません。
■【再両替】：両替時にもらえる外貨両替証明書は、帰国時の再両替に必要になりますので保管しておいてください。再両替は日本ではできないので、必ずロシア国内で済ませてください。

■旧ソ連時代をとおして、サービスがチップで報われるような習慣はありませんでした。近年、体制もかわり、開放政策で、海外からの旅行者が増えて、チップを出すのを見て、良いサービス＝チップの関係を理解するようになりました。接客業の人たちはチップを期待していますので、心付けとして下記をご参に。
■【レストラン】：サービス料が含まれていない場合、約5～10％。ただし、街中お飲食店ではへおつりの小銭程度、それも必ずというものではありません。
■【ホテル】：ボーイや、ルームサービスには10～20ルーブル程度。
■【タクシー】：空港からの送迎タクシーは料金の5～10％。

■220V、50HZ。コンセント：Ｃタイプ。日本の電器製品は変圧器内蔵型が必要。（変圧器内蔵型が便利）。

■ロシアは、世界一広い国だけあって、2014年10月26日(日)から、タイムゾーンは UTC+2 ～ UTC+12 の11個になりました。よって、国内の最大の時差が10時間あります。日本との時差はモスクワ時間ベースで、－6時間。
■ロシアでは、2014年10月26日(日)正式にサマータイムが廃止されました。従って、モスクワと日本の時差は、一年を通して6時間です。
■また、ロシアでは、州や地方をベースにして、時間が設定されています。日本より西にある、ウラジオストックは日本より進んで時間帯となっています。
■尚、一部の地域では、タイムゾーンを旧方式に変更する場合もあり、留意が必要です。

■北緯50度～70度に位置するロシアの気候を概して言えば、亜寒帯（冷帯）を主とし、昼夜の温度差、年間の温度差が大きい大陸性気候である。
■各地によって、その気候様相はまちまちで10種類以上もの気候タイプがあると言われます。
■ロシアの気温が最も低くなるのは1月（沿岸部では2月）であり、最も暑くなるのは7月です。ロシアを訪問する時は、訪問地の気候変動、特に気温変化をよく把握する必要があります。
■西部、中部、東部を代表する主要都市の年間気温（℃）の変化は次のようになります。

ロシアを訪問する日本人は近年年間、約9万人。(日本旅行業協会のデータによる)

■モスクワ行き：東京－モスクワの直行便は、アエロフロート社によって毎日、運行されています。
良く利用される便
TOKYO NARITA 12:00・・・＞MOSCOW SHEREMETYEVO16:10（日本時間 22:10）
MOSCOW SHEREMETYEVO19:00（日本時間 01:10）・・・＞TOKYO NARITA 10:35
■ウラジオストク行き：ウラジオストク航空により、富山、新潟から直行便あり。
■ハバロフスク行き：ウラジオストク航空により新潟から直行便あり。
■サハリン行き：サハリン航空により、函館ーサハリン直行便あり。 経由便はヨーロッパの主要空港経由で主要都市にはいることが出来ます。
■[注意]:昨今の航空事情により、突然変更になる場合があります。渡航前には再確認下さい。

■成田からモスクワまでの直行所要時間は行き：約9.5時間、帰り：約10時間10分。経由便では約13～15時間。

■モスクワへの玄関空港はシェレメチボ第２空港。（東京からの直行便は、主にシェレメチボ第２空港に到着している）モスクワの北西、市内から車で約４５分。国際線の発着空港。

■ほとんどの空港で、市内に出るには、路線バス又は空港バスを利用します。
■モスクワのシェレメチボ第２空港では、シェレメチボ空港とモスクワ中心部 Belorussky駅まで、ロシア鉄道ののAeroexpressが運行を開始しました。所要時間：30～37分　30分間隔で運行、運賃：大人250ルーブル。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。