バチカン市国　（State of the City of Vatican）

バチカン

■カトリック教会を主体とした宗教国家。ローマ教皇庁が治めています。バチカンはヨーロッパ大陸において独特の政治体制である神政政治を行っており、このためEU加盟資格を持たないとされています。

■法王を国家元首とする独立国家たるバチカン市国と、法王を首長として世界のカトリック教会を支配する法王聖座の聖俗両面の総称がバチカンとされています。

■バチカン市国議会は バチカン市国委員会が統括し、市国政庁が執行。司教会議が議会に準ずる（世界中の司教の代表の集まり）。

■極小国家で、行政区分はありますせん。

■バチカン市国はイタリアの首都ローマに囲まれた内陸国。バチカンの丘と呼ばれる小高い丘にあり、聖ペテロの墓の上に造られたカトリックの聖都です。
■東西の距離は1.1キロメートル、南北の距離ではわずか800メートルほどで、面積は0.44平方キロメートルと日本の皇居の3分の1ほどと狭く、国際的に広く承認されている主権国家の中では世界最小である。
■この領土以外にもローマ市内にある13の建物とローマ郊外のカステル・ガンドルフォにある教皇の別荘はバチカンの治外法権地となっています。
■このため、イタリアの世界遺産、「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂　」にはバチカンの領域が含まれるので、バチカンの世界遺産としても登録されています。
■住民のほとんどが聖職者。サンピエトロ大聖堂は8億人の信者がいるとも言われるカトリックの総本山であり、世界各国から巡礼者が訪れます。

■【ビザ】：イタリアの入国条件を満たしていれば査証不要。入国手続きなどもありません。
イタリアからそのまま入れますが、ただ、サンピエトロ寺院、ヴァチカン美術館ともに入口で荷物検査があります。また、服装については、タンクトップ、短パンなど肌を露出した格好だと入国を断られることがあります。
■【パスポート】：イタリアの入国条件(入国時90日以上)を満たしていること。
■【留意事項】：ビザ・パスポートなどの情報は予告なく変更されることがございます。必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。

■【駐日バチカン市国大使館】：
駐日ローマ法王庁大使館・総領事館（Apostolic Nunciature in Japan）で、住所は次のとりです。
〒102-0075　東京都千代田区三番町9-2、TEL：03-3263-6851

駐日バチカン市国政府観光局ありません。

■バチカン市国の通貨はイタリアと同様、EU連合加盟国の標準通貨；ユーロ (EURO/S) 1ユーロ=100セント (CENT/S)で、1EUR＝100セント（Cent）＝約￥130（2009,11ベース）
■紙幣は5,10，20，50，100，200と500ユーロ、硬貨は、1，2，5，10，20,50ユーロセントと1,2ユーロの8種類です。

■【ユーロへの両替】：出国前に、空港や日本の一部の銀行で円からEURに換金できます。
現地では、空港、銀行、郵便局、両替所、ホテルなどで両替できます。 銀行、郵便局は、営業時間に限りがあり、留意して下さい。
■【クレジットカード】：AMEX、ダイナースクラブ、VISA、マスターカードなど、国際的なクレジットカードは広く利用できます。ホテル、商店、レストランなどは使用できるカードのサインを表示しています。
■ 【ATM・T/C】：国際的なカードを利用して、ATMからも現金も引き出せます。 T/C（トラベラーズチェック、ドルやユーロ建てが安心）も広く利用できます。高額のお買い物はクレジットカードで。紛失や盗難を考え現金の持ち歩きは出来るだけ少なくしましょう。

■バチカンにはチップの習慣があります。
■ 【レストラン】：特にレストランではサービス料が含まれてないときは、料金の約10%を目安に。
請求書にサービス料が含まれているか、いないかをすばやく見極め、含まれている時は、お釣りのないように支払うのがコツ。 お釣りがある支払いは、100%のおつりは帰ってこない、チップの名目で減額されることが多いと言われています。

■バチカンの電圧は220Vで周波数は50Hz。プラグ形状は、「Ｃ」タイプ。と「ＳＥ」タイプ。電気製品：変圧器必須（変圧器内蔵型が便利）

■-8H、サマータイム時は-7H(3月最終日曜～10月最終日曜)

■バチカンの気候は地中海性気候。11月～翌4月までが穏やかな天候だが雨がちな冬期、5月～10月までが暑く乾燥した夏期となります。

■日本からの渡航者数は 近年約10万人/年間。

■日本からはローマ行きの直行便があります。成田発は毎日２便（ロ－マ行き、ミラノ行き）、関空発は火、水、土、日曜日、一便ローマ行きがあります。JALとアリタリアーイタリア航空のコードシェアー便（共同運航便）を利用して、ローマに到着し、バチカンに入ります。
■経由便ならソウル経由のコリアンエアー、パリ経由のエアーフランス、オランダ経由のＫＬＭなどなど、さまざまな飛行機が飛んでいます。
■[注意]:昨今の航空事情により、突然変更になる場合があります。渡航前には再確認下さい。

■日本からの直行便の場合：12～13時間、経由便：15～18時間

■バチカンには空港はありません。ローマ国際空港を利用します。

■バチカンとローマ国際空港間は約30Km。タクシーにて約50分。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。
■化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。