中央アフリカ共和国 ( Central African Republic）

首都 バンギ、バンガス、ラファイ、ボサングア、ブアル等。

共和制。

■大統領。国民の直接選挙により選出され、任期は5年。3選は禁止されています。

■中央アフリカの議会は一院制で、正式名称は国民議会。定数109議席。国民議会議員は直接選挙で選出され、任期は5年です。

■中央アフリカは、14の行政州と2つの経済州（日本語ではどちらも単に州と呼んでいる）、そして州に属さない首都バンギに分けられて行政されています。

■中央アフリカ共和国、通称"中央アフリカ"は、アフリカ中央部に位置する内陸国家。スーダン、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、カメルーン、チャドと国境を接します。
■国土の大部分は標高600m以上の台地で、特に中央の、東西に横たわる高原台地には標高1,400m級の山地もあり、北部方面にひろがるサバンナのチャド盆地と南部方面に広がる熱帯雨林のコンゴ盆地とを分岐しています。当然のことながら、高原大地に降り注ぐ大量の降雨はこの分岐地帯で南北に分かれ、南部へはアフリカの大河コンゴの源流となるウバンギ川に、北部へはチャド湖につながるシャリ川となって流れます。
■ウバンギ川はコンゴ共和国のブラザビルと結ぶ重要な水運路でもあり、河畔に立地した首都バンギからさらに上流のバンガスーまで船舶の航行が可能です。
■豊富な森林資源、ダイヤモンド、ウラン、金などの鉱物資源にも恵まれていますが、内陸国であるため輸送コスト高になる要因に加え、度重なる政情不安で経済は低迷しています。首都バンギ近くにあるボガンダ博物館は、中央アフリカ芸術の宝庫といわれています。
■人種はバンダ族、ウバンギ族、バイア族、ザンデ族、サラ族、ピグミー族の6種族。

■【ビザ】：中央アフリカを訪問するためにはビザが必要です。ビザには１ヶ月有効、３ヶ月有効の2種あり、在東京中央アフリカ共和国名誉総領事館（下記を参照下さい。）を訪問（事前の電話予約が必要です。）し、係官と面接して、取得して下さい。
■【パスポート】：残存有効期間は帰国時まで有効なもの。 （当工房では、入国時に残存有効期間が6カ月以上あることを推奨します。）
■【入国書類】：中央アフリカ入国時には、機内などで配布される出入国カード、往復航空券、パスポート、査証及びイエローカード（黄熱予防接種証明書）のチェックが行われます。出国時には、1か月以上滞在した場合は出国許可書（Autorisation de depart（公安局に申請））を、1か月未満の滞在の場合は出国カードの提出が必要です。なお、空港から出国する場合は、1万CFAフラン（約2,000円）の出国税が徴収されます。
■【留意事項】： ビザ・パスポートなどの情報は予告なく変更されることがあります。必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。

■【駐日中央アフリカ大使館】：在東京中央アフリカ共和国名誉総領事館があります。
〒158-0091　東京都世田谷区中町4-38-9、TEL：03-3702-8808、03-3702-8332

■駐日の中央アフリカ政府観光局はありませんが、日本中央アフリカ共和国友好協会 、〒158-0091 東京都世田谷区中町4-38-9、Tel:03-3702-8332 Fax:03-3702-8808 があり案内を受けることができます。

■中央アフリカ の通貨：セーファーフラン（CFAフラン=Franc CFA）、補助通貨：サンチーム、1CFAフラン=100サンチーム
■1CFAフラン＝約0.17円、1CFAフラン＝約0.0021US$、1US$≒480CFAフラン、１Euro≒656CFAフラ（2010年10月現在）
■現在、紙幣は10000フラン、5000フラン、2000フラン、1000 フラン、500フラン紙幣が発行されています。
■硬貨 :500フラン、100フラン、50 フラン、25フラン、10フラン、5フラン、1フラン硬貨が発行されています。
■（注記）現在は、1ユーロ=655.957CFAフランです。セーファーフランには、西アフリカ（セネガル、マリ等計8カ国）CFAフランと中部アフリカ（中央アフリカ共和国、ガボン、カメルーン、チャド等計6カ国）CFAフランがあり、通貨価値は同一ですが、相互の流通はできません。

■【CFAフランへの両替】：中央アフリカで両替しやすい外貨は圧倒的にユーロで、首都バンギの空港や、銀行、ホテル、両替できます。日本円からの両替はできません。日本からの旅行者はユーロ（Euro）を持参し、そして、中央アフリカ共和国の主要都市で現地通貨に両替してください。
■ 【クレジットカード・T/C】：首都のバンギにある主要なホテル(Sofitel, Central Hotel and Somba Hotel) で、VISAカードやT/Cが使用できます。
■ 【ATM】：ATMはほとんど普及していません。

■よいサービスと感謝の暗黙の交換であるチップは中央アフリカでは根付いていません、基本的にチップは不要です。
ただ、おねだりチップや強要チップは日常茶飯であり、ケース・バイ・ケースで小銭を握らせて旅をします。

■中央アフリカ の電圧は220Vで周波数は50Hz。プラグ形状は、「B3」「BF」タイプ。電気製品：変圧器必須（変圧器内蔵型が便利）

■日本と中央アフリカとの時差は-8Hr、サマータイムはありません。

■中央アフリカ共和国では、中央部で、東西に横たわる高原台地を境に南部と北部で異なる気候特色を持っています。
■【中央部-南部】：中央から南部のコンゴ盆地に至る領域は高温湿潤な熱帯多雨気候です。特に年間の降水量は約1600mmに達します。
■【中央部-北部】：中央から北部のチャドやスーダンとの 国境地帯にかけては、サバンナ気候が支配的で、雨季と乾季の違いがより明瞭になります。7月から9月を中心とする雨季には道路はぬかるみ、しばしば通行止めとなるが、11月頃から始まる乾季（11～3月）には殆ど雨が降りません。年間の降水量は約700mmm程度です。

■日本から中央アフリカへの渡航者数は 近年約2,000人/年間。

■ 日本から中央アフリカへは、ヨーロッパからはエールフランス（パリ経由）、 アフリカの近隣諸国から、アフリキヤ航空（トリポリ経由）、カメルーン航空（ブラザヴィル、ドゥアラ、ヤウンデ経由）、TAAGアンゴラ航空（ブラザヴィル、ドゥアラ、ポワントノワール、ルアンダ経由）、トウマイ・エア・チャド（ブラザヴィル、コトヌー、ドゥアラ、リロングウェ、ロメ、ンジャメナ経由）の便を利用します。

■日本からの所要時間：エールフランス（パリ経由）にて成田～パリ～バンギ まで約19時間。

■中央ｱﾌﾘｶ共和国への玄関口空港は、首都バンギの北西約６kmにあるバンギ・M･ポコ国際空港(Bangui M Poko International Airport)。

■国内に鉄道はありません。バンギ市内向けは、タクシー又は乗合タクシーか、路線バスです。
■タクシーは運賃交渉制、相乗りタクシーは慣れた人のみで、一般にはお勧めできません。
■交渉制タクシーは、バンギ市内まで、約20分で、運賃は3,000～FCFA4,000。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。
■化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。