マダガスカル共和国
（Republic of Madagascar）

アンタナナリボ、トゥリアラ、トゥアマシナ、マハジャンガ、アンツィラナナ

共和制

■大統領 (2006年より、マーク・ラヴァルマナナ大統領（Marc RAVALOMANANA）)民選で任期5年、3選禁止。）

■二院制（国民議会127議席、上院33議席）

■マダガスカルは22の地区に分けられ行政されています。2007年の国民投票の結果、6つの自治州が解体され、22の県（region）を最上位の自治行政区分とする地方分権化政策が採択された。

■マダガスカルは、東アフリカのインド洋に浮かぶ島国家。島は長さ約1,570km、最大幅約580kmで世界第4位の大きさを持つ島（日本の約1.6倍）。首都はアンタナナリヴ（アンタナナリボ、通称タナ）。 島の中央には3千m近い山脈が南北に連なり、最高峰は北部にあるマルムクトル山（標高2876m）です。
■山脈の東側は熱帯雨林、西側は森林とサバナが広がり、南部は砂漠が発達し、バオバブの木が見られます。
■東海岸の港町ファラファンガナにはCanal des Pangalanesと呼ばれる天然と人造の運河が460km続く。西海岸には多数の港があるが、山地にはラテライトによる赤い裸地が多く、雨季には多量の土砂の流入し環境問題となっています。
■首都アンタナナリヴの標高は約1300mの街で、郊外には水田が広がります。マダガスカルは一人当たりの米消費では、世界第一位です。

■【ビザ】:入国にはビザが必要で、滞在可能日数は　3ヶ月です。ビザの取得は、駐日マダガスカル大使館に申請します。首都アンタナナリヴの空港に到着時でも取得することができますが、時間がかかったり、不明点も多くお勧めできません。駐日マ大使館への、ビザ申請料金は12,665円（シングル/マルチ共に一律料金）で、翌々日発給です。
■【パスポート】:入国時、パスポートの有効残存期間は6カ月以上で、ビザのスタンプ用に余白1ページ必要です。
■【入国カード】:機内で入国カードが配布されますので、記入し、入国審査時にパスポートと一緒に提出します。なお、同カードの他に感染症に関連する質問票等の記入・提出を求められる場合もあります。
■ [ご注意]:ビザ、パスポートなどの情報は予告なく変更される場合があります。事前に大使館・領事館にご確認ください。

[駐日マダガスカル共和国大使館]： 〒106-0046　東京都港区元麻布2丁目3-23、TEL：03-3446-7252、03-3446-7254、申請・受領時間:月～金の930-1200、1400-1600、
同大使館のWEBサイトを参照下さい。

■マダガスカルの通貨単位はマダガスカル・アリアリ（Malagasy Ariary（MGA）、2003年8月から新通貨単位アリアリが流通開始、補助通貨単位 iraimbilanja（1アリアリ＝5iraimbilanja ）
■為替レート ：1USD＝約2,000MGA（2010年1月）、1EUR＝約2,900MGA（2010年1月）、 1JPY＝約22MGA（2010年1月）
■紙幣　10000、5000、2000、1000、500、200、100（Ar）硬貨　50、20、10、5（Ar）

■【マダガスカル・アリアリへの両替】：両替しやすい外貨はUS$かユーロです。このいづれかを持参下さい。日本円からは 主要都市にある銀行で両替できますが、レートもよくありませんので予備としてください。
US$かユーロからは、銀行や空港、ホテル、街中にある両替所で両替することができます。
■【クレジットカード、ATM】：一部のホテルで、VISAカードで支払うことができます。MasterCardやAmerican Expressは一般的ではありません。使用できるか確認しながら、利用下さい。
首都内にはATMを設置しているところがありますが 、普及は十分ではありません。ホテル内等安全な場所で利用するようにして下さい。
■【T/C】：US$かユーロ建てトラベラーズチェックからの換え金は、現地の銀行に口座を開いていることを条件に利用することが出来ます。口座開設予定のない短期旅行には不向きです。

■かつての宗主国フランスの影響をうけて、チップの習慣は定着しています。良いサービスを受けた場合は下記をめやすにして下さい。
■【レストラン】：レストランの請求書にサービス料が含まれていない場合は、1人あたり100～1,000MGA程度か合計金額の10％が一般的。支払い金額やサービスの満足度に基づいて決めて下さい。
■【空港やホテル】：ポーターやボーイには荷物1個につきAr500～1000程度。ルームメイド（枕銭）にはAr500程度
■【タクシー】：交渉制の場合は基本的に不要ですが、荷物の上げ下ろしのサービスを受けた場合は100～1,000MGA程度

■220～240V（地域によっては110Vがあります）、50Hz、プラグ：Cタイプが多い 。電気製品：変圧器必須（変圧器内蔵型が便利。雨季は停電の回数が増え、電圧も変動しますので要注意です。

-6時間の時差。サマータイムはありません。

■インド洋に浮かぶマダガスカル島は、南北に長い島国です。年間を通して、インド洋（南東）からの貿易風の影響をうけて、島の東部は高温多湿、多雨強風の熱帯性気候が特色、西部は高温乾燥、少雨で砂漠性気候の特色があります。多様な気候をもっていますが、大きく分けると雨季と乾季に分かれます。
■【雨季(夏)】：11月～4月、東部では連日のようにスコールが来て、高温多湿となります。2～3月は台風（サイクロン）もきて災害をもたらします。西部でもこの時期、雨がふり、乾いた大地を潤します。
■【乾季(冬)】：、5月～10月、全般的に雨が少なくなり、涼しい時期となります。しかし、東部ではこの時期、気温は下がりますが、スコールのような雨は絶えずやってきます。
■首都のアンタナナリボは標高1200m、マダガスカル島の中央部に位置し、郊外には水田が広がり、年間を通じて涼しく(10～28℃)、快適な街です。

日本からの渡航者数は近年約6,000人/年間。

日本からマダガスカルへの直行便は現在就航していませんが、下記の３路線がよく利用されます。
■【バンコクーレユニオン経由】：、日本～バンコクはタイ航空等を利用。バンコク～レユニオン～マダガスカルはマダガスカル航空を利用。バンコク～マダガスカルは週2便。
■【香港ーモーリシャス経由】：日本～香港はキャセイパシフィック航空等を利用。香港～モーリシャス～マダガスカルはモーリシャス航空。週2便。（モーリシャス航空で、クアラルンプールやシンガポールを経由してもいけますが、乗り継ぎは香港経が便利といわれます。）
■【日本ーパリ経由】：パリ～マダガスカルの毎日便を利用します。日本から、すべてエールフランスのチケットで旅程でき、時間はかかりますが、乗り継ぎが1回なので楽です。

■ 日本から東南アジア経由で所要時間は乗継時間を含めて約17～19時間です。パリ経由で約20～23時間

■ 首都アンタナナリボ北約30Kmのイバットという街の大きな湖の畔にあります。イバット国際空港とも呼ばれます。

■首都からかなり離れた田舎町イバットにあるこの空港から、首都まではタクシーとバスを利用します。
■空港の駐車場には、公認タクシー（taxi agréé、運転手は公認タクシー証明書（仏語）を持っている）が待機しております。料金は交渉により日中で片道約40,000～50,000MGA（約20～25USD）です。所要時間は、渋滞に巻き込まれなければ40分から1時間弱です。
■路線バス（タクシーブルース）も利用できます。旅なれた方にはお得。約400MGA（約30円）。首都市内まで、渋滞に巻き込まれなければ60分から1.5時間弱です。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。