中華人民共和国マカオ特別行政区(Macau Special Administrative Region of the People's Republic of China )

セナド広場、媽閣廊(マーコ ミュウ)／バラ広場、ギア要塞/灯台、盧廉若公園、モンテの砦等。

■一国両制（一国二制度）。社会主義と資本主義が共存します。

■習近平中国国家主席、マカオの首長は行政長官(400人からなる選挙委員会による投票選挙で選出され、中国中央政府の国務院総理により任命される)

■国政は行政会（マカオ政府）行政委員は１１名、立法会（法規定）立法委員２９名で行われる。

■マカオには習慣的に2つの行政上の地域がありますが、正式な行政機構はなく、法人の地位もありません。その２つとは、澳門市 (Concelho das Macau) と、タイパ島とコロアネ島からなる海島市 (Concelho das Ilhas) 。

■450年間のポルトガルの統治下から、1999年12月20日に中国に返還され、香港と共に、中華人民共和国の特別行政区の一つとなりました。
■マカオは中華人民共和国の珠江の最下流域に位置し、広州からは南西に145km、香港からは南西に70km離れています。珠海市に接し、中国大陸本土南海岸に突き出たマカオ半島と、沖合いの島から構成される。この沖合いの島は、もともとタイパ島とコロアネ島という二つの島でしたが、島の間は埋め立てられてコタイと呼ぶ地域となり、全体がひとつの島のようになりました。
■現在、半島部と旧タイパ島の間は3つの橋でつながれ、コタイから西には、珠海と結ぶ橋もできています。現在は『東洋のラスベガス』とも言われるカジノと世界文化遺産を中心とした世界的な観光地としても知られるようになりました。

■【ビザ】：日本人は90日以内の滞在であればビザ不要。長期滞在を望む場合は駐日中国大使館にて長期ビザを取得して下さい。中国本土に出入りする場合も、15日までの滞在ならビザは不要。（香港・中国以外の外国へ一端出国後再入国すれば、日本に帰国しなくても滞在日数はリセットされます。また、中国でのノービザ１５日以内滞在は、香港、マカオに出て、すぐ帰れば中国での滞在がセットされます。） ）
■【パスポート】：パスポートの残存期間は滞在日数プラス30日以上必要です。(3ヶ月以上あることを推奨します。)
■【入国審査】：必要書類はパスポートのみ。2013年7月10日より入出国カードが不要となり、出入国スタンプの捺印も廃止されました。審査後はパスポートとともに、氏名やパスポート番号、入国日、滞在期限が記された「入境申報表（アライバルカード）」が交付されるので、滞在中は紛失しないように保管して下さい。通常、特に質問はされない。
■【出国審査】：必要書類はパスポート、マカオ入国時に交付された「入境申報表」、搭乗券の3つ。審査後、パスポートとともに「入境申報表」はそのまま返されるので、出国後は処分してもよい。審査場を出ると免税店、みやげ物店、ブランド店などがある。銀行もあり、日本円への再両替も可能。

■【駐日中国大使館】：〒106-0046 東京都港区元麻布3-4-33、TEL：03-3403-3388 (代)、03-3403-3065 (領事部)、03-3403-3388 (ビザに関する問い合わせ) 申請時間　9:00～12:00

■【中華人民共和国 マカオ特別行政区観光局 日本地区マーケティング リプレゼンタティブ】：〒102-0093 東京都千代田区平河町2-16-9 永田町グラスゲート7F TEL.03-5275-2537 FAX.03-5275-2535、、E-mailは こちら をご利用下さい。
同観光局のWEBサイト も参照下さい。

■域内の法定通貨はマカオ・パタカ(pataca:MOP$)、補助通貨はアボス(avos)。1パタカ＝100アボス。MOP$1 = 約13.4円 (2020年03月)
■流通通貨の相当部分は香港ドルですが、中国元も使用できます。１パタカ＝1香港ドル=約0.9元（2020年3月現在）。香港ドルに対しては、パタカがわずかに価値が低いですが、ほとんどの店では等価に扱われています。（一部の店で、香港ドル表示の製品をパタカで支払おうとするとこのレート以上に値上げされたり、香港ドルで支払っても釣り銭はパタカで返ってくることもあるので注意が必要です。パタカは香港では基本的に使用出来ません。）
■硬貨:10、20、50アボスと1、2、5、10パタカの７種類。 紙幣:10、20、50、100、500、1000パタカの６種類

■【マカオ・パタカへの両替】：マカオ・パタカはローカルな通貨なので、日常経費（交通費、飲料食費、雑費）を念頭に当座必要と思われる額を両替します。
日本円、USドル、香港ドル、やトラベラーズチェックから、ホテルや銀行、街中の公認両替所で両替可能です。また、マカオ国際空港やホテルのカジノでは24時間両替できます。
■ 【クレジットカード】：マカオでは国際的に主要なクレジットカード（VISAかMasterが多い、JCBなど日本のカード会社はほとんど使えません。） を利用し、ホテル、レストラン、商店等の支払いに使用できます｡
■ 【トラベラーズチェック（T/C）】：銀行で現地通貨への両替に使用できます。しかし、一般の支払いにはほとんど利用できません。
■ 【ATM】：ATMは広く普及しており、いたるところに設置されています。クレジットカードや国際キャッシングカードを利用し、香港ドル「HKD」もしくはマカオパタカ「MOP」から選択して引き出します。
■ 【留意事項】：
(1)マカオを出国するときには残ったパカタは全て再両替してください。
(2) 香港空港経由で、（香港には入らず）マカオに入国し、出国する場合、香港行き航空券に香港への入国、出国税が含まれている場合があります。この場合はこれらの税は払い戻しを受けることができます。空港のトランジットで確認して下さい。

■本来チップの習慣はありませんでしたが、世界広く観光客がくるようになると、チップの習慣ができてきました。下記を目安に。
■【レストラン】：多くのレストランでは料金に約10%のサービス料が含まれており、この場合は､おつりの小銭の一部をさらにチップとして渡すのが一般的です。サービス料が含まれていない場合は費用の10%相当を加算して清算します。
■【ポータ・ボーイ】：空港やホテルで荷物運搬のサービスを受けた場合、荷物一個につき10パタカ又は10HK$（≒100円)くらい。ベルボーイやルームサービスに対しては、5～10パタカくらい。
■【タクシー】：市内の移動に利用することがほとんど不要です。
■【マッサージ師】：チップは基本的に不要。サービス、技量に満足した場合は、料金の10%程度をチップします。

■220V/50Hz。日本の電化製品を使用するときには、海外用の電圧切替機能が付いたもを購入するか、さもなくば、変圧器とアダプターが必要です。コンセントは三ツ穴のBfタイプが主流です。ヘアドライヤーやその他の日常具は､大抵のホテルで用意されています｡

■日本とマカオの時差：−1時間（日本が12：00のとき、マカオは11：00）。サマータイムはありません。

■マカオは亜熱帯性気候のため一年を通じて暖かく、平均気温は20℃前後です。湿度は常に70～90%と高く、5～8月の間に雨が多く降ります。屋外では、携帯用レインコートと屋内では、強力なエアコン対応のため長袖ジャケットが必要です。

■日本からマカオへの渡航者数は 近年約40万人/年間。

■直行便はマカオ航空のみで、成田空港、関西国際空港、福岡空港との間で運航しています。
[成田～マカオ間]:毎日運航, 行き：成田（15:30）→マカオ（20:05）、帰り：マカオ（9:30）→成田（14:30）
[関西～マカオ間]:毎日運航, 行き：関空（16:00）→マカオ（19:45）、帰り：マカオ（10:15）→関空（15:00）
[福岡～マカオ間]:
月水木金日, 行き：福岡（20:00）→マカオ（22:30）、帰り：マカオ（14:25）→福岡（18:55）
以上は2020年３月情報ですが、変更になる場合もあり、最新情報はこちらのマカオ航空サイトでご確認下さい。
■乗り換え便は通常、香港経由となり、多くの便があります。こちらの香港のページを参照下さい。また香港からマカオはフェリーでアクセスします。

■マカオ国際空港:1995年11月に、マカオ唯一の国際空港としてタイパ島の東側埋立地に当空港が開港した。タイパ島にターミナルビルや駐機場があり、滑走路のある人工島との間は2本の橋で結ばれています。

日本からの所要時間は、直行便で約4時間～約4時間45分です｡
[成田 → マカオ]　約 4時間45分
[関西 → マカオ]　約 4時間05分
[福岡 → マカオ]　約 3時間55分

■マカオ国際空港から市内へはタクシー、路線バス、レンタカーを利用します。現在、鉄道サービスはありません。
■ 【タクシー】：認可タクシーは車体が黒で屋根がクリーム色のツートンカラー、メータ制、または全体が黄色の無線車もあります。基本料金は最初の1.6kmが19パタカ、その後240m毎に2パタカずつ加算されます。安価な交通手段として市民だけでなく観光客の足として利用されています。
※追加料金がかかる場合
・待機時間料金　1分ごとにMOP2.00
・トランクに入れる荷物1個当たりMOP3.00
・タイパ島からコロアネ島はMOP2.00（逆はかからない）
・マカオからコロアネ島はMOP5.00（逆はかからない）
・マカオ国際空港での乗車はMOP5.00（逆はかからない）
■ 【バス】：中型バスとミニバスにより、マカオ全体で合計約40路線が朝早くから深夜まで運行されています。この路線バスを利用するのも便利です。料金は半島内の循環路線は片道(大人)2.8パタカ、半島～タイパ島は片道(大人)4.2パタカ、半島～コロアン・ビレッジまでは約6.4パタカ、コロアン・ハクサビーチまでは約6.4パタカです。
[注意]お釣りはでないので、コインを用意しておきましょう。コインは、ホテルで両替してもらいましょう。
■ 【レンタカー】：ドライバーの年齢は25〜75歳です。日本の運転免許証・国際免許証・クレジットカードをお持ちならレンタカーの利用も可能。エイビス・レンタカーなどで、一般車両もレンタルできます。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。
■化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。