チリ領イースター島【現地語名＝ラパ･ヌイ（Rapa Nui）】

ハン・ガロア村

チリ共和国管轄、共和制

チリ第５州、バルパライソ州の知事

島全体がラパ・ヌイ国立公園として、バルパライソ州政府により管理

■現在は、世界中から多くのツアー客を受け入れる観光行政が行われています。島内には、レストラン（約50軒）、ホテル（約100軒）、ディスコ、ガソリンスタンド、ビデオレンタルショップ、学校、病院、博物館、郵便局、放送局（テレビ3局、ラジオ1局）等の施設が整っており、島の暮らしは至って現代的です。

■イースター島（Easter Island）はチリ領で、太平洋上に位置する火山島。現地語名はラパ・ヌイ（ラパ・ヌイ語：Rapa Nui）。正式名はパスクア島（スペイン語:Isla de Pascua）で、"Pascua"は復活祭（イースター）を意味します。
■チリの首都,サンティアゴから西へ3,700km、タヒチから東へ4,000kmの太平洋上の孤島。周辺海域はペルー海流が渦巻き、豊富な漁場に包まれています。特にカタクチイワシが多く捕れます。全周は60kmほどで、面積は180平方kmであり、大きさは小豆島とほぼ同じ。
■乾燥した気候で年間降雨量は1,250ミリメートルと少ないが、バナナ、サトウキビなどの栽培には十分です。
■イースター島は、島全体がラパ・ヌイ国立公園として、1995年に、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。島の面積のほぼ40％を占める北部地域は、遺産の主要部として、保護されています。この島の見所は、火山岩を切り出して作ったモアイ像で、900体近く確認されており、島のいたるところに散らばっています。その中でも最大のものは、島の東端にあり「アフ・トンガリキ」遺跡にあるもので、100mの祭壇（アフ）に、高さ5mを越えるモアイが１５体並んでいます。 その中で最も巨大なモアイは、高さ7.8m、重さ80tにもなります。
■主要な見どころとして、
（１）北東部では、モアイの製造工場のラノ・ララク、15体のモアイが立つアフ・トンガリキ、白砂の美しいアナケナビーチなど。
（２）南西部では、ラノ・カウ火山にあるオロンゴ儀式村、精工な石組みのアフ・ビナプ。
（３）内陸部では、海を向いている７体のモアイ、アフ・アキビ。モアイの頭の部分に乗っているプカラの製造所、プナ・パウなど。
■入島料金：　大人: 60 USドル、12歳未満の子供:10 USドル (2014年現在)。到着時、空港の専用カウンターで支払います。 （ペソ：US$の為替レートによって若干変わる場合があります。）

■【ビザ】：チリ本土の条件と同じです。
査証免除協定（1969年に締結）に基づき、90日以内の観光・商談目的の場合はビザ 不要です。但し、往復航空券を所持していることが条件です。
■【パスポート】:有効残存期間は、帰国時まで有効なもの 。（有効期限は原則的にこのようになっていますが、入国時に６ヶ月以上をお勧めします。）
■【入出国カード】:到着前に、機内で入出国カードと動植物を所持していないかの誓約書が配布されますので、到着までに記入を済ませて下さい。入出国カードは複写になっていて、入国審査の際に複写の出国用にスタンプを押してくれます。パスポートと一緒に大切に保管しましょう。出国審査時に、この出国カードとパスポートを提示します。出国の際の荷物検査は厳しく行われます。
■【イースター島出国税】:US$30。日本で発券された航空券の料金に含まれています。
■【注記1】:【アメリカ経由で中南米へ渡航する際 ESTA（エスタ）認証が必要】
USAを経由して、中南米やカナダ等へ渡航する場合、USAの寄航地で、USAへの入国手続きをし、税関検査を受け、セキュリティチェックを受けて再搭乗することになります。 このUSA入国手続きは「ビザ免除プログラム(VWP)」と呼ばれるもので、ここで航空券と同じほどに重要な「ESTA認証」済みが確認されます。
このビザ免除プログラム(VWP)の一条件である「ESTA認証」の取得に関しては当工房編集室でとりまとめましたESTAについての資料があります。ご参照下さい。よくあるご質問のNo4のQ＆Aより申請して頂く事ができます。
■【注記2】: 海外旅行損害保険には必ずご加入ください。
■【注記3】:ビザ、パスポートなどの情報は予告なく変更される場合がございます。事前に大使館・領事館、または予約担当者にご確認ください。

■チリ共和国大使館：
イースタ島に関することはコチラの大使館でご確認下さい。
〒105-0014　東京都港区芝3丁目1-14　日本生命赤羽橋ビル8階、TEL:03-3452-7561/62/85 。WEBサイトも参照下さい。

■チリ政府観光局サイト（英語版）も参照下さい。

■イースター島の通貨（単位）はチリ・ペソ（Chilean Peso、略号はCLP）、補助通貨センターボ、1CLP＝100センターボ(現在は通貨として流通していません。)、US$1＝CLP567(2014.07)、1CLP＝約0.178円(2014.07)
■紙幣はCLP500、1000、2000、5000、10000、20000の6種類、コインはCLP10、50、100、500の4種類。

■【イースター島での両替】：やはり、チリ･ペソが日常通貨、両替をしておく必要があります。両替できる所は空港、銀行、通貨交換所、主要ホテルなど（場所は上記のGoogle mapで確認下さい。）。イースター島では日本円からの両替はできませんのでUSドルを持参するか、チリ本土の銀行などで両替をすませておくことが重要です。
■【通貨交換所】：
* １店舗（上記G-Mapで、マーカ：13）
* 営業時間等： （月～金）9:00～15:00、（土）9:00～13:00、日祝は休業（※長期休暇などで休業する場合もあります）
* 両替適用通貨・カード： USドル、ユーロ、TC、クレジットカード（VISA、MASTER、MAGNA、AMEX、DINERS）
* 両替条件： 最高額は無し（※チリペソの在庫が少ない場合は両替できない場合があります）。最低額は現金、TCはありませんが、クレジットカードのみ最低US$50より両替可。
手数料： クレジットカードは15％、TCは8％ 、パスポートの提示が必要です。
■【銀行】：
* 2店舗（上記G-Mapで、マーカ：12）Banco Estado、Banco Santander
* 営業時間等：(月～金）8:00～13:00,定休日： 土・日・祝日、クレジットカードでのキャッシング手数料： 2,000チリペソ （約US$5） 現金を引き出す際に身分証明書（パスポート）が必要です。
■【ATM】：
* 3箇所： 上記の銀行内、また、Banco EstadoのATMはガソリンスタンド内のミニショップ店内にもあります。設置台数は それぞれ1台ずつ。
* 銀行内のATMは24時間利用可能。ガソリンスタンド内ミニショップ店のATMは営業時間のみ（月～土/8:30～13:30、15:00～21:00、日・祝日/9:00～14:00）
* 使用可能なカード： MASTERカード、VISAカード（SantanderのATMのみ可）、Cirrus、Maestro、引き落とし可能な通貨： チリペソ紙幣のみ、引き出しの上限額： 200,000チリペソ
※ ATMは停電中、故障中で使えない事がありますのでご注意下さい。
■【クレジットカード】：近年、ここイースター島でも、クレジットカード払いが普及してきましたが、観光客の多い場所に限定です。使用できる、クレジットカードはVISA、MASTER、AMEX、DINERS、MAGNA。各店には使用できるカードが表示されています。ケース・バイ・ケースでカード、現金を使い分けて下さい。
■【インターネットカフェ】：
* 店名： オモトヒ （OMOTOHI）
* 場所： こちらのMAPを参照下さい。
* 営業時間： （月-金）8:30～22:00　（土日）9:30～22:00　※メンテナンス等での臨時休業はあり。
* 料金： 400チリペソ/15分　 800チリペソ/30分　 1,500チリペソ/60分
* 全PC台数： 8台(日本語読み書き可能）
* 国際電話： 日本まで450ペソ/分

■【イースター島チップ文化】：この島の住民は本来、自給自足の民で、チップの習慣はありませんでした。しかし、国際的な観光化が進み、チップ文化の人たちが、チップをはずむようになると、今は受け取るのが当然のようになってきています。こころ付けとして下記を目安にして下さい。
■【レストラン】：費用の約10～15％。但し、あらかじめサービス料が含まれている場合は基本的にはチップは不要
■【ホテル】：ホテル内のサービス（ホテルポーター、メイド） については、客室まで荷物を運んでもらったときには荷物1個につきUS$1程度、枕銭はUS$1程度。
■【タクシー】：通常は不要。空港からの送迎時等で荷物がある時は費用の約10～15％。
■【ガイド、案内係】：チケット代の約10％。

■220V、50hz、プラグは丸穴2つのCタイプです。

■日本との時差は－15時間。
■サマータイムは10月第2週目～3月第2週目。年により変わります。実施時は－14時間。

■【イースター島の冬季・雨季（4月～9月ごろまで）：
亜熱帯気候の島といえども、イースター島の冬はかなり冷え込みます。平均気温16～21℃。この時期、暑さは和らぎますが湿度が高い。必ず防寒着をお持ちください。天候は変わりやすく、急に風が強まり雨が降り出す場合が多々あります。レインコートのような雨具の携帯は必須です。また足元も滑りやすいので、登山系の靴がお勧めです。この時期は、天候不順により飛行機の発着遅れが頻繁にあります。このような発着遅れも想定した、十分余裕をもった旅行計画を立てて下さい。または乗り継ぎ便の国際線チケットは日付変更可能なチケットにしておくことも重要となります。
■【イースター島の夏季・乾季（10月～3月ごろまで）：
乾季は暑く、平均気温は21～27℃。日中は30度を超えることも。晴天時は、日光は強く、紫外線対策としての帽子、日焼け止め、サングラスが必要です。足場の悪い場所も歩きますので、安定した、履きなれた靴も重要です。
■【その他】：ハンガロア以外では、トイレも少ないので、トイレは余裕を持った行動が、重要です。

■イースター島を訪問する日本人は近年年間約２千人。(観光客：約25,000人、１位チリ、２位フランス、３位日本)、
■滞在する日程は3泊4日のパターン多い。イースター島に在住する日本人ガイドが3人。繁忙期にはチリ本土やタヒチから日本人ガイドが派遣され、対応にあたってくれます。パッケージツアー利用の場合、ほとんどがイースター島滞在の日本人ガイドがサポートしてくれますので、言葉の心配はありません。

■イースター島へ行くには、日本から直行便はなく、タヒチのパペーテ経由で行くか、チリのサンチャゴ経由となります。日本からタヒチまでは直行便がエールフランスで週２便運行されています。
■イースター島の玄関口；マタベリ国際空港へは、チリのサンティアゴから、タヒチのパペーテから、ラン航空（Lan Airlines）が定期便を運行しています。主要な便は次のとおりです。

■所要時間は、日本からタヒチまで約11.5時間、タヒチからイースター島まで約5.5時間。サンティアゴからイースター島まで約４時間。

■イースター島の空の玄関口は、マタベリ国際空港は、南米最長の滑走路（3318m）をもつ空港です。スペースシャトルの緊急着陸用にNASAが整備したと言われています。１度も実現していません。
■入国審査がおわり、預けていた荷物を受け取っても空港の外に出る時、島に立ち入るまえにもう1度荷物の検査を受けなければなりません。
■平屋建ての旅客ターミナルに2つの中型機用スポットと2つの小型機用スポットがあります。ボーディングブリッジはありません。

■空港からハン・ガロア村の中心までは約1km。島のホテルのほとんどが、空港ターミナルビルから半径800m以内にあります。荷物が少なければ歩いてでも行けます。
■旅行客は予約している宿泊先の車で村へ行きます。また空港には宿案内人も来ているので、予約なしで到着した人はその場で宿泊や送迎の交渉をすることもできます。
■レンタカーショップで、レンタカー、レンタバイク、自転車を借りることができます。ハン・ガロア村の一部は舗装されていますが、降雨などによりすぐ道路状況は悪化します。
■レンタカーを利用する場合、チリの運転免許書、国際免許書およびクレジットカードが必要です。また、自動車保険はありません。 島内は右側通行で、車種はマニュアルの左ハンドル車が主で、オートマチック車は数が少なく、また値段も100USドル～とマニュアルより高いです。 制限時速：村内30キロ、村以外60キロ 、料金：レンタカー・24時間60USドル、8時間50USドル 目安として下さい。

■ 原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。