中華人民共和国 (People's Republic of China)

北京、上海、広州、深セン、天津、香港、西安等

■中国共産党による一党指導体制、人民民主共和制（社会主義）

国家主席

■立法機関として全国人民代表大会が置かれ、行政機関として、国務院が、司法機関として、最高人民法院と最高人民検察院があります。法律上は全国人民代表大会に権限が集中しますが、三権分立の相互抑制メカニズムは存在しません（民主集中制）。実際には国政を動かすのは中国共産党であり、共産党の最高指導集団である中央政治局常務委員会が権力を掌握する構造となっています。

■現在(2019年)、中華人民共和国の地方行政は４層構造で統治されています。
＊最上層では、区分は23の省（中華民国の領土で、中華人民共和国が実効支配していない台湾省を含む）、5つの自治区 (内蒙古、広西壮族、チベット［西藏］、寧夏回族、新彊ウイグル)、4つの直轄市（北京、天津、上海、重慶）、および2つの特別行政区(香港特別行政区、マカオ特別行政区）から成り立っています。
＊第二層である地級の行政単位は地級市、自治州、地区などがあります。
＊第三層の行政単位は県、県級市があります。
＊第四層の行政単位が郷や鎮などの郷級行政区があります。
（Wiki参照）

■世界最大の人口を持つ国、中華人民共和国はアジア大陸の東部、太平洋の西海岸に位置し、国土は9.6百万km²でロシアとカナダに次いで世界第3の大きさです。
■陸地の国境線は2万2800キロで、東は朝鮮民主主義人民共和国、北はモンゴル、北東はロシア、北西はカザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、西と南西はアフガニスタン、パキスタン、インド、ネパール、シッキム、ブータン、南はミャンマー、ラオス、ベトナムと接し、東部と東南部は韓国、日本、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、インドネシアと海を挟んで接しています。
■海岸線は約1万8000キロで、中国大陸の東部は渤海、黄海、東シナ海に、南部は南シナ海に臨んでいます。海域には5,400の島が点在し、そのうち最大の島は台湾島。
■主要河川として黄河や長江があり、それぞれ黄河文明、長江文明を育んだ自然の恵みでもあります。

■【ビザ】：日本国籍者が、観光目的で普通旅券所持し、１5日以内滞在の場合はビザは必要ありません。通常、観光の場合は30日間の観光ビザ（Lビザ）を取得します。
■１５日を超えて滞在する場合には、ビザを申請する必要があります。ご自身で申請すること、又は、旅行代理店を通しても申請可能です。
■ご自身で中国（香港、マカオ含む）行きビザを申請される場合は、住所により下記のようになっています。又、最終的なビザの発給は東京の中華人民共和国大使館になります。
1)関東地区（東京都,神奈川県,千葉県,埼玉県,長野県,山梨県,静岡県,群馬県,栃木県,茨城県)
　中国査証申請サービスセンター（東京）：〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-17神谷町プライムプレイス８階
　TEL:81-(0)3-6430-2066,FAX: 81-(0)3-6432-0550
2) 中部地区(愛知県、岐阜県、福井県、富山県、石川県、三重県)
　中国査証申請サービスセンター（名古屋）：〒460-0003　愛知県名古屋市中区錦1丁目5‐11 名古屋伊藤忠ビル4階
　TEL: 052-228-0128、FAX: 052-228-0129
3) 関西地区(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県、岡山県、鳥取県、島根県、広島県、愛媛県、香川県、徳島県、高知県)
　中国査証申請サービスセンター（大阪）：〒541-0059　大阪市中央区博労町3丁目3-7 ORE本町南ビル9階
　TEL: 06-4300-3095, FAX: 06-4300-3167
4) 駐福岡総領事館　(福岡県、山口県、佐賀県、大分県、熊本県、鹿児島県、宮崎県、沖縄県)
　　住所：〒810-0065 福岡県福岡市中央区地行浜1-3-3
　TEL：092-713-1121(代表) FAX：092-781-8906
5) 駐札幌総領事館(北海道、青森県、秋田県、岩手県)
　住所：〒064-0913 北海道札幌市中央区南13条西23-5-1
　TEL：011-563-5563(代表) FAX：011-563-1818
6) 駐長崎総領事館(長崎県)
　住所：〒852-8114長崎県長崎市橋口町10-35
　TEL：095-849-3311(代表)、FAX:：095-849-3312
7) 駐新潟総領事館(新潟県、福島県、山形県)
　住所：新潟県新潟市中央区西大畑町5220-18
　TEL：025-228-8888(代表)
■チベットに赴く場合：ヒマラヤ山脈の北にある自治区、世界最高地点を走る青蔵鉄道に乗って、雲の上の都市ラサ市訪問が一般的。
チベット自治区ラサへ行くには、旅行会社を通してホテルやガイドを手配し、入蔵証（入域許可書）を取得する必要があります。入域許可書はラサへと向かう列車の中や空港での搭乗手続き時に必ず提示を求められるビザのようなもの、必ず携帯して下さい。
１）【空路での行き方】：北京、上海、広州、成都などの主要都市からラサへの便が運航しています。ほとんどの便が四川省成都を経由し、成都からラサまでは飛行時間約2時間10分です。空路ラサに入る場合、無理のない余裕を持った日程を組んで高所順応に努めてください。
2)【列車での行き方】：2006年にラサまでの列車が開通しました。北京、上海、広州、重慶、成都、蘭州から発着しています。いずれの便も西寧を通り、西寧以降ラサまでは同じルートを通ります。列車内には酸素が供給され、徐々に標高を上げていくため高所順応に最適なルートです。
3）【代表的な見どころ】：ポタラ宮、セラ寺、ノルブリンカ宮殿、チョモランマ山、ヤムドック湖、カイラス山
■【ビザのリセット】：ビザのリセットについて。
中国を出国すれば、ビザはリセットされます。出国先は関係ありません。例えばノービザで中国へ入国し滞在14日目に香港又はマカオへ行けば、14日目に中国を出国したことになります。香港またはマカオからその日の内に、再度中国へ入国すれば、その再入国日から15日間のノービザ滞在が可能となります。 しかし何度も繰り返すと入国管理局に目をつけられますので、気をつけましょう。
■【パスポート】：残存有効期間は、中国旅行の場合は「入国時 ＋15日以上」が必要となっていますが、香港やマカオでは「入国時 ＋30日以上」となっています。当工房では万が一の不測の事態を考えて、入国時に６ヶ月以上の残存有効期間があることを推奨します。
ビザ印はパスポートへのスタンプ式の場合が多く、パスポートの空白のページが3ページ以上あることも留意下さい。
■【留意事項１】：15日以内の滞在予定で入国した日本人が、もし15日を越えるような場合は、現地の公安局の入境管理部門に行きビザを申請しなければなりません。滞在期間を超過し、無届の者は、公安、移民当局の規定に基づき、処罰を受けることになるので注意して下さい。
■【留意事項２】：ビザ、パスポートなどの内容は予告なく変更される場合があります。事前に大使館・領事館、または予約担当者にご確認ください。

■【駐日中華人民共和大使館】：〒106-0046 東京都港区元麻布3-4-33、TEL：03-3403-3388 (代)、03-3403-3064 (領事部)、03-5785-6868 (ビザに関する問い合わせ) 申請時間　9:00～12:00
同大使館のWEBサイトを参照して下さい。

■【中国国家観光局(東京)】：〒105-0001 東京都港虎ノ門2-5-2、エアチャイナビル8Ｆ、TEL：03-3591-8686(（旅行会社・報道関係者専用）　FAX：03-3591-6886 （一般の人用）
同観光局のWEBサイトを参照して下さい。
■【中国国家観光局(大阪)】：〒556-0017 大阪府大阪市浪速区湊町１丁目４−１、OCATビル4階、TEL：06-6635-3280　FAX：06-6635-3281 ,同観光局のWEBサイトを参照して下さい。

■中国の貨幣単位は、一番大きいものが「元」でその次に「角」、「分」と続きます。１元＝１０角＝１００分、１元≒約15.6円(2019.11ベース)。人民元の略称はRMB。商店では￥とも標記されます。
■紙幣は100元(新デザインあり)、50元、20元(新デザインあり)、10元、5元、2元、1元、5角、2角、1角、1分
硬貨は１元、５角、１角、５分、２分、１分があります。
■中国の生活では硬貨よりも紙幣が主に使用されます。また、硬貨の中では頻繁に使用するのは１元、５角、１角で、「分」はほとんどみることがありません。生活感覚すると100元は約2,000円ぐらいで、10元が200円ぐらいの感じです。

■【中国人民元への両替】：出発前に空港で元に両替ができますが、現地到着後に両替したほうがお得です。
■ 中国国内では主要な空港に両替所があります。外貨取扱を指定された銀行、外国人の利用客が多いホテル（3ツ星クラス以上）にも、両替所が設けられています。
地方で両替できるのは、市内各所にある中国銀行の支店のみと考えていいでしょう。両替は都市部で済ませておく方がよいでしょう。
■民間の両替商でも両替もできます。銀行よりはレートはよいが、偽札が出回っていたり、係員が数え間違いのふりをして札をごまかす、といったリスクもあるので要注意です。また団体旅行の場合は現地ガイドが空港からホテルまでバスで移動中に両替してくれるサービスもあります。
■ 両替時にもらえる外貨両替証明書は、帰国時の再両替に必要になるので保管しておいてください。再両替は日本ではできないので、必ず中国国内で済ませてください。
■【クレジットカード】：クレジットカードの世界7大ブランドの一つが「銀聯カード」です。中国人が最も利用し、中国全土のあらゆるショップで利用が可能です。一方、外国人観光客の方が利用する国際ブランドは「VISA・MasterCard」が主流で「JCB・アメックス」も利用できます。
■【ATM】： 大都市を中心に普及しています。クレジットカードのキャッシングやトラベルプリペイドカードなどでの現金を引き出します。日本人には基本的には英語での対応。
■【トラベラーズ・ チェック（T／C）】： 中国ではトレベラーズチェックは一般的ではありません。取り扱えるところも少なく、キャッシュに変えるにも時間が かかり、とっても不便です。 実際、一般のお店で使おうと思っても、拒否される事が多いです。朗報として、 アメリカン・エキスプレス・トラベラーズ・ チェック（中国元T／C）」大都市を中心に普及しつつあります。今後期待されています。

■中国にはチップの習慣はなく基本的には不要ですが、 接客業のボーイ、ポータは、5～10元のチップを期待しています。サービスがよければ柔軟に対応します。下記を目安にして下さい。
■ 【レストラン】：通常、チップの必要はありませんが、サービスがよければ、釣銭をおきます。
■ 【ボーイ・ポーター】：空港やホテルで荷物運びのサービスを受けた場合、荷物一個につき、5～10元。
■ 【タクシー】：ノーチップで問題ありませんが、荷物の積み降ろしのサービスを受けた場合は、荷物一個につき、5～10元。
■ 【ガイド・ドライバー】：タクシーやミニバスをチャーターした場合、各自料金の10%を目安に。
■ 【トイレ】：掃除の係員がお皿を前に座っている場合がありますが、チップは不要です。

■220V,50HZ。プラグ：タイプ、Bタイプ、Cタイプ、Oタイプが多いです。電気製品：変圧器必須（変圧器内蔵型またはマルチ変換プラグが便利）。

■-１時間（サマータイムはありません。）

■中国は東西南北にわたり広大で、世界中の気候が存在します。代表例として、4大都市の年間の気温・降雨量の変化は次のようになります。

■日本から中国の渡航者数、近年（17～19年）年間、約250万人/年間

■日本の主要な空港（成田、関空、名古屋、福岡）や他の１４都市から北京、上海、杭州、成都、昆明、桂林、広州、西安、瀋陽、大連など全19都市に多くの直行便や経由便が就航しています。
■【留意事項】：昨今の航空事情により、突然変更になる場合があります。渡航前には再確認下さい。

■日本の主要都市から、北京、上海など中国の主要都市へは2時間〜3時間前後。わずか1時間の時差なので、時差ぼけの心配もありません。

■中国を代表する玄関口空港は北京首都国際空港や上海浦東国際空です。
北京首都国際空港、北京市の中心部から北東へ約27kmに位置しています。
上海浦東国際空、上海市の中心部から東へ約45kmkmに位置します。

北京首都国際空港：北京市内へは
■ 地下鉄（所要時間 約26分、料金 25元、運行時間 日中は15分間隔）
■ リムジンバス（所要時間 約70分、料金 16元、運行時間 7：00～国内線最終便(15分間隔)）
■タクシー（所要時間 約30分、料金 70～110元、運行時間 24時間）が利用できます。
■ 上海浦東国際空：上海市内へはリニアモーターカー（所要時間 約8分、料金 50元（航空券を示すと40元）、運行時間 7:02～21:42(20分間隔)）
■エアポートバス（所要時間 約60分、料金 20元、運行時間 7:05～23:05(20分間隔)）
■タクシー（所要時間 約50分、料金 約150元、運行時間 24時間）が利用できます。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。