オーストラリア連邦　(Commonwealth of Australia）

シドンイー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレード、キャンベラ、ウロンゴン等

英連邦王国の一国となる連邦立憲君主制国家。（議会制民主主義 ）

■イギリス国王・女王と同一人物であるオーストラリア女王が国家元首。実際にはオーストラリア総督が代行を務める。

■議会は二院制で上院、下院で構成。
■連邦制のため上院が優越する。議員は各州から12名ずつ、特別地域（首都とノーザンテリトリー）から2名ずつの計76人から構成され、州を代表する。任期6年。
■下院は小選挙区から1名ずつ選出され、定員は150人。任期3年。
■主な政党は労働党、自由党、国民党、緑の党（グリーンズ）、民主党。
■政府は議会に対してのみ責任を負うイギリス型の議院内閣制。政府機関には移民市民権省等オーストラリア特有の機関がある。

■オーストラリアの地方行政は、７つの州とその下の656の地方自治体 (Local Government)の区分により実施されます。
■基本的には、各州ごとにある憲法あるいは地方自治体法 (Local Government Act) により設置された地方自治体 (Local Government) という単位で行政されています。地方自治体のいくつかが統合されて広域自治体 (Regional Council) となる場合もあります。（Wiki参照）

■オーストラリアは、国土面積は約768.7万km2(日本の約21倍)で、世界で６番目の広さを持つが、衛星写真（右写真はVikiより）でみると、ほとんどが砂漠で、東南部と西南部に緑地がみられるが砂漠主体の国である。
■この大陸は、平均高度が340mと低い大地が一面に広がり、一部山岳地帯を喉いて起伏が小さな大陸と言える。最高峰は首都キャンベラの南南西120kmの地点にそびえるコジアスコ山 (Kosciuszko) 。標高2228m（オーストラリア政府）である。
■一方でオーストラリアは資源に恵まれた国でもある。東部のグレートディバイディング山脈では石炭が、大陸の北西では鉄鉱石が、西部では金が産出する。大陸北部ではボーキサイトやウランが産出し、世界有数のボーキサイト・ウラン輸出国になっている。
■オーストラリアの首都がキャンベラとなったのは、シドニーとメルボルンでの首都争奪戦の末、妥協案として、シドニーとメルボルンの中間に新たに都市を建設して首都としたためです。
■白人の入植：16世紀の後半になるとヨーロッパの強国（スペイン、オランダ、イギリス等）競って海外に領土拡大を求めアフリカ、アメリカ、アジアに進出しました。そんな中で、1606年、オランダ人のWillem Janzがオーストラリア大陸を発見し上陸しました。白人としてはじめての上陸でした。彼の上陸地点は赤道に近く、灼熱の大地を見て、とても人間が住めないと報告したため、オランダは入植をあきらめました。
■その後、イギリスが領有を宣言し、入植を始めると共に流刑地として、犯罪者（軽犯罪者含む）を送り込みました。このようにして白人が増え、原住民のアボリジニは内陸部へと追いやられました。

■【ビザ】：オーストラリアに入国するためにはビザが必要です。3カ月以内の観光や商用の目的の場合はETA（電子入国許可）と呼ばれるインターネットビザをとる必要があります。
■ETA（電子入国許可）ビザの取得要領や購入品に課せられた消費税の還付要領に関して、別紙の資料ETA:電子入国許可及び税の還付を参照下さい。
■【パスポート】：残存有効期限は、原則、帰国時まで有効なパスポートとなっています。予定外事項や経由便の利用を考慮すると3カ月以上の　残存有効期間があることを推奨します。
■【留意事項】：ビザ、パスポートなどの内容は予告なく変更される場合があります。事前に大使館・領事館、または予約担当者にご確認ください。

■【駐日オーストラリア大使館】：〒108-8361、東京都港区三田2-1-14、Tel： 03-5232-4111、Fax： 03-5232-4057
同大使館のWEBサイトを参照して下さい。

■【在日オーストラリア大使館領事部】：〒108-8361、東京都港区三田2-1-14、Tel： 03-5232-4111

■【在日大阪オーストラリア総領事部】：〒540-6116、大阪市中央区城見2-1-61　ツイン21MIDタワー16階、Tel： 06-6941-9271、Fax： 06-6920-4543

■【オーストラリア政府観光局】：のWEBサイトを参照して下さい。

■オーストラリアの通貨単位はオーストラリア・ドル（A$、AUS$などと表記される）。補助単位はセント（￠）。A$1=100￠、A$1=約101.8円（2014,11,20現在）。
■紙幣は100、50、20、10、5　AUS$の5種類。
■硬貨は2、1AUS$、50、20、10、5￠の6種類。

■【オーストラリア・ドルへの両替】：出国前に、日本の空港や、一部の銀行で円からAUS $に両替することができます。レートは現地とほぼ同じ。現地入りすると、空港や銀行、街の両替店、ホテルなどで両替することができます。交換レートや手数料は場所により若干異なります。（銀行は土・日・祝日休業に注意）
■【クレジットカード】：　クレジットカードも有効に利用できます。ホテル、レストランの支払いのほか、商店でA$20以上の買い物であれば大抵カードが使えます。
■【ATM】：ATMも広く普及しており、ほとんどが24時間利用できるほどです。人通りの少ない場所で夜間に現金を引き出すのはお勧めでききません。
■【T/C（トラベラーズチェック】：日本で、オーストラリア・ドル建てT/Cを購入して行くのも有効で、安全な方法です。現金への両替や、支払い時に現金の替わりに使用できます。
■【制限】：オーストラリア国内に直接持ち込めるお金は、１万ドル（AUS$）以内と規定されています。それ以上は申告が必要です。

■オーストラリアでは基本的にチップは不要ですが、特に海外からの、旅行者はホテル、レストランやタクシーで、サービスがよければ、好意、謝意の気持ちを込めてチップを渡します。チップの目安は下記をご参考に。
■ 【レストラン】：レストランにおいては、通常、サービス料が請求書に含まれており、チップの必要はありませんが、含まれていない場合は料金の5～10％が目安に。
■ 【ボーイ・ポーター】：空港やホテルで荷物運びのサービスを受けた場合、荷物一個につき、A＄1～A＄2程度。枕銭はA＄1程度。
■ 【タクシー】：空港からの送迎タクシーは料金の5～10％。
■ 【ガイド・ドライバー】：タクシーやミニバスをチャーターした場合、各自料金の10%を目安に。
■ 【トイレ】：金額の指定がない場合25～50セント。

■240V/250V、50Hz、コンセント：３股Ｏタイプ。日本の電器製品は変圧器内蔵型が必要。（変圧器内蔵型が便利）。

■オーストラリアではあらゆる商品やサービスに対し10％の物品サービス税GST（Goods & Service Tax）が課せられています。（現地では内税形式で表示）。海外からの旅行者は、条件を満たせばGSTが還付されます。還付のための条件や手続きに関して別紙の資料ETA:電子入国許可及び税の還付を参照下さい。

■南半球に位置するオーストラリアで、主要都市のある南部の気候（四季）は日本とは逆。一般的に、9〜11月が春、12月〜2月が夏、3〜5月が秋、6〜8月が冬に当たります。
■国土は広大であるが故に、北部は熱帯で、雨期と乾期に分けられ、内陸部は乾燥した砂漠気候です。都市別の気候概要は下表のようになります。

■オーストラリアを訪問する日本人は近年年間、約70万人。(日本旅行業協会のデータによる)

オーストラリア行き：
■現在(2014,12現在)日本からの直行便は日本航空、カンタス航空、ジェットスター航空の3社が運航。東京（成田空港）からはシドニー、ケアンズ、ゴールドコーストへ。大阪（関西空港）からはケアンズ、ゴールドコーストへ就航しています。2011年5月10日以前は成田空港からパースへの直行便が就航していましたが現在は運休。
■西海岸のパースへはシンガポール航空でシンガポール、キャセイパシフィック航空で香港、ガルーダ・インドネシア航空でデンパサール経由などアジアの主要都市を経由することになります。
■経由便：ソウル、香港、バンコク、シンガポールなどを経由し、オーストラリアの各都市を結ぶ便もあり、東南アジアの国々も見て回る人には便利
[注意]:昨今の航空事情により、突然変更になる場合があります。渡航前には再確認下さい。

■飛行時間は直行便で、ケアンズまで約7時間半、ゴールドコーストまで約9時間、シドニーまで約9時間半。どの直行便も日本を夜に出発し、オーストラリア各都市に翌朝到着するので、日本からは仕事が終わってから空港に向かうことも可能。
■経由便で、シドニーまで約12時間、ケアンズまで約10時間。
■パースまで、シンガポール航空（シンガポール経由）：約13時間、キャセイパシフィック航空（香港経由）：約12.5時間、ガルーダ・インドネシア航空（デンパサール経由）：約11時間

■オーストラリアの玄関口空港は、直行便が到着する、ケアンズ、シドニー、ブリスベン、メルボルン、パースである。

鉄道、バス、タクシーの運用は行き届いている。

■原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。